インタビュアー・神保哲生(ビデオニュース)
長年検察の取材を続けているジャーナリストの魚住昭氏は、このたびの東京地検特捜部による小沢一郎民主党代表の公設秘書の逮捕・起訴を「露骨な政治介入」だと批判し、誰も検察をコントロールできなくなっていると言う。
田中角栄元首相の死去や金丸信自民党副総裁の脱税事件以降、政治と検察の力関係が変わり、検察がやりたい放題できるようになった。そして遂に検察は、ホリエモンの逮捕で平然と市場に介入し、今回の小沢氏秘書の逮捕で、政治に介入することも厭わないような存在となった。
「やりたい放題」になっている検察の問題点と、誰がその検察をコントロールすべきかについて、魚住氏に聞いた。
魚住 昭うおずみ あきら
(ジャーナリスト)
|
1951年熊本県生まれ。75年一橋大学法学部卒業。同年、共同通信社入社。検察などを担当した後、96年退社しフリーに。著書に『特捜検察の闇』、『国家とメディア』ほか多数。
|
魚住昭さんというお人のトークをはじめて聞きました。その意味でマル激を視聴してよかっとあらためて思いここに感謝しております。ただし、魚住昭さんが語る特捜部への評価は偏っていると思う。例えば、魚住昭さんはもう特捜部はやりたい放題だと言うが、さらに特捜部の内部事情に詳しい郷原元特捜部検事は、前から特捜部は行き詰っていて、もう民間企業ならばとっくに倒産していると述べているのだから、立場によってその評価は三百六十度違うものだとまったく感心してしまう。小沢一郎に対する評価もそうだ。彼は頭がいいと思います斡旋利得罪は天下の悪法とか魚住昭さんは言うが、頭が悪くて金丸信の後継者にはなれないだろう。金丸信を親父さんと敬愛している小沢一郎という人物が、すでに過去に葬り去った金権政治を、民主党で復活したことに国民はいまさらながらに驚いているのだ。郷原元特捜部検事は、私はもともと反小沢の人間で違法な政治献金摘発をライフワークにしていたのだと述べている。今回の立件に関して、反特捜部の陣営の中でもこんなにもスタンスというか考え方が真逆なプロと言われる人物がいるものだね。神保さんも魚住昭さんに助けを求めているぐらい今回の立件は多面的な様相を示している。
マル激に御礼をこめてこれからも深く広く粘り強く取り組んでいただきたいと念願いたします。