小池百合子氏は、92年の日本新党からの初当選から、新進党、保守党、自由民主党と所属政党を変えながら、着実に政権中枢へ近づいてきた。そして、小泉政権では遂に環境大臣から内閣特命大臣(沖縄及び北方対策担当)を歴任し、安倍政権では総理大臣補佐官から防衛大臣へと登りつめた。一部にはその出世振りを、「政界渡り鳥」などと揶揄をする向きもあるが、「そばにいた方が出世しただけで、自ら近づいたわけではない」と彼女自身は、自らの座標軸は初当選以来ぶれてはいないと語る。そして、92年の日本新党結成当時から現在までを振り返り、いかに自らの理想を達成する手段として政治を行うかが、彼女の信念であったことを明らかにする。
テロ特措法にしても、防衛省問題にしても、現在山積する問題の根幹には、「日米安保」があり、いずれ政治家として態度を示さざるをえなくなる。90年代前半の政界再編が、湾岸戦争でのPKO派遣問題で小沢一郎現民主党代表が抱いた苦悩から引き起こされたことを思い返せば、次なる政界再編は、外交と安全保障政策を軸に離合集散が行われると、小池氏は示唆する。
また、先日のCOP13で期限が切られた地球温暖化問題や、新テロ特措法が暗礁に乗り上げている対テロ協力問題など、国際的に解決を迫られている諸問題が、内向きの事情でこう着状態に陥っていると指摘し、世界から取り残される怖さについて、また、同じ徹を踏むのかと、小沢一郎氏と民主党の姿勢を批判する。
「まだ、やりたいことはたくさんある。次にやりたいのは、少子化対策」と意欲的に語る小池氏に、防衛省問題から、外交政策、安全保障政策、環境問題、そして、次なる政界再編成について、問うた。
小池 百合子こいけ ゆりこ
(自由民主党 衆議院議員)
1952年兵庫県生まれ。71年関西学院大学社会学部中退。76年カイロ大学文学部卒業。ニュースキャスターなどを経て、92年参院初当選(日本新党)。93年衆議院初当選。02年自由民主党入党。03年環境大臣に就任。04年内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)に就任。07年防衛大臣に就任。当選衆院5回。参院1回。
この方は、首相待望論もでているとか言う話を耳にしてはいたけれど、自分には、やっていることはご本人のポジションを上げることに終始しているだけのようにしか思えない事ばかりが耳に入ってくるので不思議に思いつつも、そんなでも期待されている人って「どんな人?」と興味を持って拝見しましたが・・・
他の女性議員とは違い、女性の割に女性ならではの視点から来る(女性の権利とか、子育てとか)政策の話をしているという印象がないなと思ってましたが、今回のこのインタビュー内では「まだ、やりたいことはたくさんある。次にやりたいのは、少子化対策」とか。