永田町コンフィデンシャル
公文書管理こそが官僚支配打破の決め手
永田町コンフィデンシャル 第23回(2008年09月07日)
公文書管理こそが官僚支配打破の決め手
ゲスト:逢坂誠二氏(民主党・衆議院議員)
 ニセコ町長時代に全国に先駆けて、徹底的な情報公開と住民参加を進めた衆議院議員の逢坂誠二氏は、1年生議員ながら地方自治の実情を知る政策通として知られている。
 逢坂氏は、地方で漁業や農業などの第一次産業に加え、運輸産業や病院、福祉施設までが急激な原油高で打撃を受け、燃料の使用が増える冬の前に対策を切望する声が高まっているにもかかわらず、福田首相の突然の辞任によって、すべてが停滞してしまったと、首相の無責任な政権の放り出しを厳しく批判する。
 その逢坂氏が現在、最も力を入れているのが、公文書管理問題という一見地味なテーマだ。実は、福田首相も公文書管理の重要性に着目し、有識者会議を立ち上げていたほどだったが、国会ではほとんど問題にされてこなかった。このテーマに気づいたきっかけは、予算の詳細な内訳を各省庁に求めたところ、億円単位でのみしかデータが出てこないことだった。調べるうちに、各省庁の多くは予算の書類すら管理できておらず、予算計上の根拠が曖昧で、多くはどんぶり勘定で計上をし、金額が妥当かどうかすら検証をせずに決算を行っているという疑念がわいてきたと語る。だが、埋蔵金ならぬ、砂金のように眠る細かい無駄遣いを洗い出そうにも、現状のお粗末な文書管理では、その計上の根拠すらわからないというのだ。
 町長時代に公文書管理改革を進めた経験から言えば、適切な管理が行われ、情報公開がなされれば、有権者は政策の是非を判断しやすくなる。また、同時に管理する側にとってもメリットが大きく、行政改革が一気に進むと語る。この不適切な状況は、与党・自民党と霞ヶ関の官僚の馴れ合いから維持されてきた。逢坂氏は10年、20年先を見据え、公文書管理をライフワークにして行きたいと語る。
 逢坂氏に、地方自治の視点から現在の国政のあり方や公文書管理の重要性などを聞いた。
逢坂 誠二おおさか せいじ
(民主党・衆議院議員)
1959年北海道生まれ。83年北海道大学薬学部卒業。同年ニセコ町役場に入庁。94年ニセコ町長に当選。3期を務め、05年に衆院初当選(民主党)。当選1回(北海道比例区)。
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