マル激トーク・オン・ディマンド
グリーン革命に乗り遅れる日本
マル激トーク・オン・ディマンド 第427回(2009年06月13日)
グリーン革命に乗り遅れる日本
ゲスト:飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)
 「低炭素革命で世界をリードする」。10日、麻生首相が、日本の温室効果ガスの2020年までの削減目標を05年比で15%減とすることを発表した。麻生首相はこれが野心的な目標と考えたと見えて、「野心的」、「決断」などの言葉を連発したが、世界からは冷ややかな反応しか返ってこなかった。ちょうど国連気候変動枠組み条約の特別作業部会が開かれているボンでは、麻生首相を先のブッシュ大統領に擬した似顔絵とともに、世界の潮流から大きくずれた日本の削減目標を批判するコメントが相次いで出された。
 省エネ世界一などと喧伝している日本だが、実は1990年と比較して温室効果ガスが9.2%も増加している。そのため、「05年比15%削減」を、1990年の排出量と比較した数値にすると「8%削減」としかならない。京都議定書の削減義務は、2013年までに90年比6%削減なので、今回の中期目標はその後8年をかけてもう2%だけ削減する意思を表明したにすぎない。ちなみにIPCCは、地球温暖化を抑えるためには2050年までに世界全体のCO2排出量を1990年比で半減する必要があり、そのためには先進国は2020年までに25〜40%削減しなければならないと試算している。40%削減に対して、日本は8%は余りにもかけ離れた数字だった。
 地球温暖化問題に長年取り組んでいるNGO環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏は、今回発表された数字は、「嘘で塗り固めた不作為」であると酷評する。そもそも政府もメディアも05年比の数字を発表しているが、国際的な中期目標は1990年の排出量を基準に決められている。削減努力を「何もやってきていない日本」(飯田氏)にとって、05年比にした方が目標の低さを誤魔化しやすいため、恣意的な数字を出しているに過ぎない。
 しかし、日本の目標がアメリカやEUと比べて遙かに深刻なことは、単にその数値が低いことではないと飯田氏は言う。日本は「ただの数字遊びをしているだけで、削減するための具体的な政策が何もない」ことが、最大の問題だと言うのだ。
 麻生首相は、日本の目標はアメリカの目標値を上回っていると胸を張った。確かにアメリカはブッシュ大統領が京都議定書から離脱して以降、温室効果ガス削減の努力を何もしてこなかったために、数値的には低い目標しか掲げられていない。しかし、オバマ大統領が就任して以来、アメリカは矢継ぎ早にグリーン・ニューディールと呼ばれる施策を打ち、一気に遅れを取り戻している。既にGDPの0.5%を投入するグリーン景気刺激策を09年2月に成立させているほか、再生可能エネルギーの買い取り義務付けやスマート・グリッドなどを盛り込んだ600ページにも及ぶワックスマン・マーキー法が4月に議会に提出されている。
 飯田氏は、アメリカが目標値を実現する具体的な手段を持っているのに対し、日本は政策手段も道筋もないまま、数字だけ出しているに過ぎないと指摘する。言うまでもないが、EUは既に排出量取引市場を創設し、ドイツやスペインを筆頭に、再生可能エネルギーでは世界のトップをひた走っている。どうやら、日本はグリーン革命で完全に世界から取り残されてしまったようだ。
 なぜ、日本はグリーン革命に踏み切ることができないのか。飯田氏は、経済界に地球温暖化についての共通認識がなく、政治もイニシアチブを取れていないことに、原因は尽きると言い切る。特に、発電から送電までを独占し続ける日本の電力会社は、原子力にしがみついたまま、世界のダイナミックな変化に全く対応できていないというのだ。
 しかし、それよりも更に重大な問題を日本は抱えていると飯田氏は言う。それは、日本がEU諸国やオバマ政権のように、世界の最先端で提案された知的蓄積を、自国の政策に活かす仕組みを持っていないことだ。官僚が省益だけを考え、独占企業が自分達の利益だけを考えて、政策を主張する。日本の政策はそれをつぎはぎにしたものでしかないため、国際的な知の蓄積が全く反映されないというのだ。
 世界がグリーン革命に向けて猛スピードで走り始める中、日本はどこまで取り残されてしまったのか。遅れを取り戻すための処方箋はあるのか。飯田氏とともに議論した。
  • クラスター爆弾禁止条約を批准
  • 政治資金第三者委最終報告で報道されない論点
  • 足利事件DNA再鑑定と飯塚事件死刑執行の接点
  • 補正予算でNシステムが倍増へ
  • 薬のネット販売を歓迎しないのは誰か

マル激トーク・オン・ディマンド 第310回(2007年03月09日)
オスロ・プロセスと日本の選択
ゲスト:長有紀枝氏(NPO法人「ジャパン・プラットフォーム」代表理事)

プレスクラブ (2009年06月10日)
政治資金第三者委員会が最終報告を提出

マル激トーク・オン・ディマンド 第372回(2008年05月17日)
日本が再生可能エネルギーを推進すべきこれだけの理由
ゲスト:飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)

マル激トーク・オン・ディマンド 第182回(2004年09月17日)
自然エネルギーにみる、国際社会から取り残される日本
ゲスト:飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)

飯田 哲也いいだ てつなり
(環境エネルギー政策研究所所長)
1959年山口県生まれ。83年京都大学工学部原子核工学科卒業。同年神戸製鋼入社。電力中央研究所勤務を経て96年東京大学大学院先端科学技術センター博士課程単位取得満期退学。00年NPO法人環境エネルギー政策研究所を設立し、現職。92〜06年日本総合研究所主任研究員を兼務。90〜92年スウェーデンルンド大学環境エネルギーシステム研究所客員研究員。著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』、編著に『自然エネルギー市場』、共著に『日本版グリーン革命で雇用・経済を立て直す』など。
この記事へのコメント

 温暖化対策議論をする上では、生産活動などで排出した場合と消費によって排出した場合(購入したモノ・サービスのカーボンフットプリントの合計)を同等に評価すべきではないでしょうか。さながら売春ではなく売買春というべきであるがごとく。

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/sawa/03/index.shtml
のコラムではEU温暖化対策の実態について記述されています。EUの90年比基準設定の陰謀説のような文面がありますが、それはともかくとして重要なのは

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/sawa/03/04.shtml
のページ以下の部分と
(引用始)
EUの温暖化対策が効果を上げているように見える第3の理由が、産業構造の変化による排出の海外移転(「オフショア・エミッション」と呼ばれる)である。特に英国は、経済が脱工業化し、金融などのサービスを中心とする産業構造に変化したが、消費構造は工業製品中心のままであったため、製品輸入が増加する形で、CO2の排出が輸出国に海外移転された。
(引用終)

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/sawa/03/05.shtml
のページ以下の部分
(引用始)
オックスフォード大学他の研究者たちが、そうした英国のオフショア・エミッションを分析した論文が、「Too Good To Be True? The UK’s Climate Change Record」(2007)である。その論旨は、次のような諸点である。

1.英国の2005年までの削減は2つの大きな要素によってもたらされている。
(1)1990年代に石炭から天然ガスにエネルギー転換が起きたこと(3ページ参照)。
(2)1970年代から継続する英国経済の脱工業化により、エネルギー多消費型産業が海外に移転したこと。
2.国内生産活動によるGHG排出は確かに減っている。しかし一方で、英国は脱工業化の結果、膨大な工業製品を輸入・消費しており、こうした製品は英国内外の生産活動でGHGを排出している。
3.英国の温暖化防止の責務の対象が「英国の消費活動によるCO2排出」にあるとした場合、2003年の英国の排出量は1990年比19%増となる
4.英国が脱工業化して、工業製品を輸入に切り替えた結果、よりCO2効率の悪い生産方式の国に生産移転が進み、結果的に英国人の消費活動によって排出される地球全体のGHG排出量は増加する結果となった。
(引用終)

消費ベースでの排出量で考えると、イギリスは2003年に既に90年比19%増であるというのはすごいですね。
一方、日本はどうなるのでしょう。モノづくり産業は外需が多いとか、国民生活を豊かにするストックが実は乏しい国であるとかすると、一人当たりの消費ベース排出量は予想外に少ないかもしれない。エネルギーも食糧も輸入に多くをたよっているにも関わらずという意味です。推測では仕方ないのでデータが欲しいですね・・・。

 需要があって、供給がある。結局、消費構造を変えることが本質のようです。


グリンゴ | 2009年09月18日 01:07

>> グリンゴ さん

インテリな方にありがちな考えなんですが、問題の「本質的原因」あるいは「抜本的解決」を考えるあまり、目の前の危機に対する「対症療法」や「一時しのぎ」を軽視する傾向があると思います。

例えば、交通事故が起きたとき、目の前で苦しむ被害者に対して「この被害者が善人とは限らない。彼の命を救うことで、潜在的な犯罪者を助けることになってしまうのではいか」と逡巡している姿が目に浮かびます。

確かに二酸化炭素だけが地球温暖化の原因とは言い切れないとは思いますが、とりあえず私たち人類が容易に手をつけることが出来、更に経済活動にもマイナスにならない(むしろプラスになる)対処法といえば、まずは CO2 の削減が挙げられるのではないでしょうか。

人口抑制論は非常に説得力がありますが、「人口を出来るだけ抑制せずに地球温暖化を防ぐにはどうしたら良いだろうか」という問題意識が CO2 の削減策を生み出している点を考えれば、本末転倒でしかありません。人間が絶滅すれば、確かに温暖化のリスクは激減でしょうね。

友愛首相 | 2009年09月05日 00:20

地球温暖化の”主原因”はCO2では無さそうですね。

「地球温暖化の謎 〜 博士も知らないニッポンのウラ #39」を紹介します。東工大の丸山教授が出演し、CO2温暖化キャンペーンの本質はエネルギー問題であると喝破しています。。(8パートに分かれています。)
http://www.youtube.com/watch?v=wvpcOmTZo5w
http://www.youtube.com/watch?v=VuNFGPcAMmM&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=Jls6rMjorUk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=n3OOa6F-I9I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=H9Qp09nLCYQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=1okjTSLDwFU&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=p0D00o4BiBA&feature=related
↑この冒頭で宮崎哲哉氏が宮台さんの意見を紹介しています。
http://www.youtube.com/watch?v=az9JEK4b7Y4&feature=related

最終的には、世界の人口は調整されるべきという人口論を展開されています。説得性がありますね。


グリンゴ | 2009年09月02日 17:28

お知らせ・・・

http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/
『朝まで生テレビ!』 激論ドーする!?地球温暖化
2009年8月28日(金)25:20〜28:20

沈思黙考 | 2009年08月28日 17:54

神保さん

 環境技術についての話題です。電気自動車の普及の妨げとしては、
1.バッテリー価格、
2.充電時間が長い(満充電に10時間程度はかかる。といって急速充電はバッテリーの劣化を加速する。)
が最大の普及の妨げです。もし電気自動車が優れた商品と市場に認められれば、充電スタンドはガソリンスタンドよりも安価に建設可能です。
 バッテリー価格は現在、概算で15万円/kwh程度であり、三菱自動車のアイミーブは16kwhを搭載、日産のリーフは24kwhを搭載します。それぞれの概算のバッテリー価格は三菱が240万円、日産が360万円となります。高いですね。ちなみに三菱は車両価格が459.9万円です。富士重工のステラは9kwhを搭載し車両価格は472.5万円、日産の車体価格はまだ不明です。
 いずれにせよバッテリーは非常に高価であり、将来的に2050年ぐらいまで考えても3〜5万円/kwhまで下げることは至難の業というのが電池業界の見方です。
 また、電費(km/kwh)は三菱の発表では10km/kwh程度、つまり航続距離は160km程度にすぎません。ちなみに三菱は軽自動車クラス。日産はコンパクトカークラスなので24kwhで160km程度の航続距離となります。いずれも近距離移動専門のクルマということになります。

 これらから分かることは、ガソリン自動車のように売り切るというビジネスは、あまりにもバッテリーが将来に渡っても高価であるために、非常に難しいということです。そこで日産はバッテリーをリースにして、それ以外の部分を販売することで顧客にランニングコストメリットを生み出そうとしています。
 充電時間問題について日産は充電ステーション以外に、(地域によって)バッテリー交換ステーションによって問題解決しようと考えているようであり、ベタープレース社との協働を考えています。
http://japan.betterplace.com/opportunity/
 しかし、日産のバッテリーのリースにも前提がある筈です。充電済みの電池をステーションに在庫として持つという負担は前記したバッテリー価格からすれば大変な負担となります。もしリース事業が可能となるならば、リース終了時に残価格が低下した場合に売却(売り切り)ができる必要があります。このバッテリーの行き先が、今般騒がれているスマートグリッドなのです。自動車で使い済みの電池を家庭あるいは社会全体に配置し、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギー(出力不安定電源)のバッファー)として使われるという絵が描かれているのです。
 スマートグリッド(IT技術を使い、電力の需要側をモニタリング、また再生可能エネルギーのような不安定電源を電力ネットワークに安定的に乗せることで電力需給を効率化する。)を取り巻く業界(ITと重電の一部)は電気自動車の普及を前提に祭りをしているような状態となっています。

 スマートグリッドも電気自動車も昨今のCO2削減の動きに敵うので、その将来性は疑問視されにくく、技術のバブルともいうべき状況が生まれていると私は思っています。

 航続距離が短く、バッテリー交換をするというスタイルのクルマが市場で大規模に受け入れられるかというと、これは非常に限定的であると言わざるを得ません。
 電気代がガソリン代より安いということで、例えばランニングコストの大きいタクシー業界が電気自動車を肯定的に受け入れるかというとその限りでは無いでしょう。やはり一回充電当たりの航続距離が短ければ、都心から近隣都市への長距離移動などはできません。短距離専門のタクシーとならざるを得ません。

 繰り返しになりますが、電気自動車はバッテリーの十分なコストダウン、性能向上に関しては、将来に渡って不透明どころか非常に厳しい(半ば絶望視されている)というのが電池業界の見方であり、その電池の普及を前提にIT業界はスマートグリッド(の重要な部分)の将来性を語っているというのが実情です。

 電気自動車の市場普及に対して有効なドライビングフォースはエネルギー安全保障と環境対策と思われます。イスラエルやアメリカは石油の輸入依存度を減らしたいということでしょう。また、CO2排出削減費用が極端に高くなれば、電気自動車の普及を後押しするでしょう。しかし、それほどCO2削減に対する要求が強い(排出権価格が高い)ことになるのかは分かりません。また、本気でCO2を下げるとなったら、アメリカや中国のように発電量の半分もしくはそれ以上を石炭から作っているようでは意味がありません。アメリカが如何にオバマ政権下で方針転換したと言っても発電量の4割程度は、30年後でも石炭でしょう。エネルギー安全保障上はその方がよいからです。オバマ政権のプラグインハイブリッド車の普及プランもその線上にあると私は見ています。

グリンゴ | 2009年08月18日 02:06

神保さん

 目標を高く持つとか、国際交渉力が欲しいとか、分散発電ベースのスマートグリッドがインターネットに類推される知恵だとか、地方分権社会の知の基盤の厚みが社会を強くするとかいう話は、私はためにする話のように感じられます。
 ことは技術的、経済的可能性であると思います。良いものが安く提供されなければ絵に書いた餅となり継続しません。補助金の中止とともに普及が止まるようなものは元来ダメということでしょう。

 大枠の話ですが、2050年に90年比50%のCO2排出削減などは可能だとお考えでしょうか?。CCSの普及などは実現できたとしても、あまりに不経済で継続できないと思います。
 たしかにCDMを購入して中国に風力発電所を作るくらいなら、国内に同じものを作ればよいと思います。無駄な道路を作るくらいならば太陽光発電所でも風力発電所でも作ればよいと思います。そこはいいと思います。しかし、そのコスト負担に国民が耐えられるという見通しは飯田さんは示されていないと思います。

 民主党案だと今回の中期目標の第六案に相当する(2020年までに90年比で25%削減)のかと思いますが、これは
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai07kankyo/01.pdf
のP1によると太陽光発電の設備容量が7900万KWですから、現在の全発電設備容量が約2億3500万kw程度(2020年のような近未来もさして変わらず)とすると約1/3が太陽光発電という極端なことになっており、住宅への設置を義務付けることになっています。そんなことは可能なのでしょうか。
 また新車販売の90%がエコカー(ハイブリッド車のことと思う)となっているけれども果たしてメーカーが供給可能であり、なおかつ国民が購入可能なのでしょうか。補助金は継続可能なのでしょうか?。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai07kankyo/00.pdf
のP1によれば2020年の年間所得を22〜77万円押し下げることになっています。
 日本の関係機関が行ったコスト負担の試算を飯田さんは信用していないようですが、であるなら中期目標第六案達成のために、どれほどのコスト負担が必要なのか、飯田さんご自身は試算をお示しなのでしょうか。そこを番組中ではご紹介頂きたかったです。今回の中期目標のコスト負担の評価をしないで、電力業界や政治家の頭の固さを攻撃しても、仕方ないのではないでしょうか。
 
 ちなみに電気自動車の普及などは全くあてになりませんよ。電池のコスト削減も重量低減も改善幅は知れています。現在の自動車と同等の性能を持つ電気自動車が2050年までに実現できる見通しは現在のところありません。電気自動車の電池を分散発電のバッファーにするなどはアイデア倒れじゃないですか。昼間、会社にクルマで行ってしまえば、会社に充送電器がないといけない。ただでさえ容量の少ない電池から、昼間の需要時間帯だといって電気を系統に送る(売る)人がどれだけいるのでしょうか。また、昼間の高い電力をわざわざ充電する(買う)人がどれだけいるのでしょうか。

 2050年において、全世界の経済成長込みの計算では、運輸部門の目標は、せいぜい現在とほぼ同等の排出量がいいところです。船舶、航空機が電気や水素で動くということは2050年でもほぼ無いでしょう。クルマも然り。電気自動車が普及するとしても非常に限られた場合(近距離ニーズ)のみだと思います。

 今一度冷静な議論をお願いしたいと思います。飯田さんの論調だと、2050年に90年比50%削減という目標は、政治が決断すれば十分に可能な話であり、可能なことを欧米は日本よりも先行して実現しようとしているように聞こえます。視聴者の方に誤解を与えている気がするのですが・・・。

グリンゴ | 2009年07月09日 01:15

George W. Aso の元PDF を見つけました。
http://www.avaaz.org/aso

tawi | 2009年06月18日 08:12

>totoさんへ

ハナから相手にしていないのだと思います。以下参照し、ご自身でもいろいろと情報を集めてください。

温暖化懐疑論者へのコメント
http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/kaigiron_ver30.pdf

にゃんこ先生 | 2009年06月18日 05:58

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090616/197741/
「法務大臣の指揮権」を巡る思考停止からの脱却を
造船疑獄指揮権発動は「検察の威信」を守るための策略だった
Author 郷原信郎 2009年6月17日(水)
> 日本は、いつから、法律に明記されている行政庁の権限について
> 議論することすらタブー視する国になってしまったのだろうか。
> 6月10日に公表された
> 「政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」
>(政治資金問題第三者委員会)の報告書に対して、新聞、テレビの多くは、
> 検察当局や報道機関の批判に重点を置き、
> 小沢一郎氏の説明不足を追及していないなどと批判している。とりわけ、報告書中で、
> 法務大臣の検事総長に対する指揮権発動に関して言及したことに対しては、
> 朝日新聞以外の各紙の批判は「非難」のレベルにまで達している。

> 造船疑獄における指揮権発動が検察側の策略によるものだったことは、
> ほとんど疑う余地のないものと言ってもよいであろう。

堀田力氏も当然知っていたはず・・・。嘘で塗り固めた悪党ですな。
『報道ステーション』(6月12日)でも、いけしゃあしゃあと小沢批判。
堀田力氏の言動にも困ったもんです。

沈思黙考 | 2009年06月18日 02:07

喫煙者です


今回は特に「知」の媒介者が不在の状況を改めて痛感させられました。

飯田氏も番組の中で述べられてるように、なにを新しく始めようにも人材の不在、ナウレッジメントの不在のため基盤作りからはじめなければならない状況・・・。 
それに加えて、未来像なき老害が雁首ならべて既得権を死守する状況。
宮台氏が途中でため息をつくように「ヨーロッパは回ってますね・・」とおっしゃってましたが、残念なほど同感せざる得ません。

ドイツを例にとって見ても、小さい政党でありながら「緑の党」が環境政策などのアピールをはかり、他政党がその政策から大なり小なり影響を受ける。ましてや、大衆、特に女性、若者に対するアピール度は高い。
そして、大御所シンクタンクとして、マックス・プランク研究所,フラオエンホーファー協会が存在し、それと共同する大学組織。州、街ごとの独自の環境政策などなど、数え切れないほどの組織と運用がありますよね。インテリのプールが日本とは比較にならないレベルで存在できてしまう。

メディアもその情報プールを円滑に利用し判断を図れるシステムにもなっている。
その背後で控える憲法裁判所は、政治、経済の暴走に一貫してにらみを利かせてるわけですしね。
これでも安心とは程遠いのに、日本にはそのどれも無いとなれば状況はもっと厳しいといえるのかもしれません。

ですが、最近ちょっと政治のテーマに集中しすぎてませんか?
労働、教育、食、性といった生活系のテーマを取り扱ってもいいかと思います。

神保さんたちも番組でおっしゃられてたように、「状況が変わらない無力感」が、この調子だと視聴者の私にも蔓延しそうなので・・・。

 世間で何の状況が変わってるのか、変わってないのか、そんな素朴な視点から政治、社会を読み取り、批判していくような特集もお願いします・・・。
せっかく社会学者の宮台氏も横に座ってるわけですから(笑)たまには宮台氏アジる回があっても良いかと!

政治と生活を結ぶセンシビリティが日本人に希薄なのは、良くわかってらっしゃると思うので、その辺を突いて欲しいと思います。政治ももちろんですが、それ以上に市民の「感覚」も問題なのです・・・。

苦労してやってる小さなメディアに、無理難題いってすみません。
でも、丸劇ならやれそうって思うのです。
失礼しました。

喫煙者 | 2009年06月17日 12:08

今回のグリーン革命議論から、世界から取り残される事が問題ではなく、正しい判断が出来ない事に問題があるのだと、理解しました。

広瀬 隆『資本主義崩壊の首謀者たち』で紹介された本「正しく知る地球温暖化」(著:赤祖父俊一)では、政治目的としての炭素ガス問題の問題点を取り上げていたように思いました。飯田先生は、その辺りをどう捉えておられるのでしょうか。

toto | 2009年06月17日 07:05

スマートグリッドとは、分散化した電力供給源と電力需要者を結ぶ電力輸送網における、電力の増幅、変換、貯蔵、放出の空間的、時間的最適配置、最適設定を実施する方法論(技術)であると考えます。”技術”と捉えるということは、”解決可能な問題に構成しなおす”ということと考えます。しかしながら、”最適化”する技術の開発というのは我々はあまり得意ではないのではないか?もちろん閉じたシステムでの個別最適化については日本の技術はすばらしい発展を見せていると思います。電力網のような複雑で開いた系の最適化問題を解決可能な問題に矮小化して提示してくれるとありがたいんだけど。これって金融システムの技術開発に似てるような気がします。

hastentheetohelpme | 2009年06月16日 15:21

【参考ニュース】
「韓米の官民、スマートグリッド分野で協力推進」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000045-yonh-kr

ウマ2 | 2009年06月16日 07:44

(注意)スパムによる書き込みの可能性があります。

■■業務連絡■■

アイディア終了。
「こんなの、出ましたけれど」

やってみなきゃ分からない。


無記名 | 2009年06月15日 22:21

薬のネット販売を歓迎しないのは誰か?
?コンビニ?ドラッグストア?スーパーでしょう。つまり登録販売員制度で儲ける新規権益者。

ごんべい | 2009年06月15日 20:11

先週の放送でミツバチの減少が話題に上りました。アメリカでは今、ホタルの減少が顕在化しています。

私が住んでいる中西部では、毎年5月下旬になると、ホタルがうじゃうじゃ飛んでいました。ところが今年はまったく見当たりません。州の公園などにいってもほとんど見かけません。

やはり農薬の影響でしょうか。こんなに広範囲に影響が出るとは。

まろ | 2009年06月15日 00:56

Takaさんへ

有識者は大学の先生でしょう。
ただし、生物関係の場合大学の先生でも、爬虫類専門だとか植物専門だとかで通常は専門が細分化されて鳥類の専門家が入っているかどうかはわかりません(可能性は高いでしょうが)。

トリの個体数を数えるのは非常に難しいです。季節に伴い生息域は移動するし、アセスに伴う環境調査会社が行う調査は、双眼鏡であっちの方向からとんでくるのをみた、とかそんなレベルです。

また、個体群変動を定量的に扱う例えば数理生態学等の分野はまだ発展途上で、リスク算定も本当は難しい状況です。なので、予防原則に従い拡大解釈をする傾向にあると思います。

にゃんこ先生 | 2009年06月14日 22:51

いまのところ化石燃料が一番クリーンであると考えております。他のものは押し並べて経済効率悪く、而して結果比較でクリーンではけっしてない。三番目はリスクをどう計算するかですが原子力利用ですね。

日本は火山列島ですから地熱とか、列島を利用する潮流発電とかを開発したらどうですかね? 雨を利用するのもいいかもしれません。

地球規模で問題なのは人口の爆発のほうがより大きな課題だと思います。

うえるねす | 2009年06月14日 21:42

にゃんこ先生へ

自治体などが有識者に意見を聞くときに、はたして生態学なのか環境学なのか社会学なのか、その個人名は出てこないことが多いのです。

「有識者を含め様々な方に意見を伺った・・・」などと、実際は地域の大学教授なんだと思いますが。

バードストライクについては、山間部なので希少な個体が生息しているまたは、生息の可能性がある地域だから風力発電は影響があるというのが論調になりますが。
可能性を拡大するとほぼ全地域ということになるでしょう。

判断にあたり、合理的な数値や理論に基づいた議論であってほしいというのが希望するところです。

Taka | 2009年06月14日 21:23

先週の放送でミツバチの減少が話題に上りました。アメリカでは今、ホタルの減少が顕在化しています。

私が住んでいる中西部では、毎年5月下旬になると、ホタルがうじゃうじゃ飛んでいました。ところが今年はまったく見当たりません。州の公園などにいってもほとんど見かけません。

やはり農薬の影響でしょうか。こんなに広範囲に影響が出るとは。

まろ | 2009年06月14日 21:12

Takaさんへ

バードストライク程度じゃ、トリの個体数を変動させることは無理でしょう。衝突して死んでも、その数はすぐに回復します。

まだ、低周波の方は議論の余地があると思いますが。

ホントにそれ、(生態学の)有識者なんですか?

にゃんこ先生 | 2009年06月14日 19:51

2050年自然エネルギービジョンを拝見しました。電力の67%を自然エネルギーが供給する姿は野心的です。これを単なるビジョンに終わらせないために私たちは何をすべきでしょうか。差し当たっては政権政党選択問題ですかね。

saru | 2009年06月14日 16:53

デンマークの風力発電に絡んで、ロンボルグが一瞬言及されていましたね。
環境問題(とくに気候変動)についての基本的なスタンスを再チェックする意味で、ロンボルグの議論について神保、宮台氏のご見解をききたいです。

デーゲン | 2009年06月14日 16:01

風力発電における、バードストライクや騒音被害について。環境保護等による反対者との意見の違いを。
専門家である飯田さんに、もう少し説明して欲しかったです。

実際に私の地元で風力発電計画が頓挫させたり、計画そのものに反対する有識者は。反対理由としてバードストライクを示しています。

環境を保護しようとする立場同士での意見の相違には、CO2が温暖化の犯人ではないとする問題と同様に、相互が確認できる明晰な論理が必要だと思いますので。

Taka | 2009年06月14日 09:39

今回の隠れメインテーマであった「しょうがないじゃん、の積み重ねがとんでもない結果になる」という点。私も宮台先生に全く同感です。

ノブレス・オブリージュとは、基本的に、「しょうがないじゃん」に逃げない心構えなのだと思います。しかし現代日本では(というか日本は伝統的に)上層部が「しょうがないじゃん」に逃げまくり、それが罰せられずに通ってきた社会だったと感じます。

組織防衛のために、どうやら冤罪らしい死刑囚を急いで死刑にしてしまうのも「しょうがないじゃん」という論理が、もしかしたら21世紀に通ってしまうかもしれません。通しちゃダメです。絶対に。

toyokawa | 2009年06月14日 04:13

【本編について】
ウェーバー以来、官僚制の悪い点は、多くの社会学者に指摘されていているにもかかわらず、日本の官僚はそこから何も学んでいないということでしょうか。戦争中と同じ構造とは…そりゃ宮台さんも頭にきますよね。
企業は競争にさらされるので、創造性の主体たる個人の資質は重要ですし、組織としてもR&D部門は重要です。デシの言う「内発的動機づけ」ができる組織構造が求められます。
しかし(スマートグリッドは知らないですが)「政策」には特許がないので、官僚組織がめざすべきゴールはもっと近いはず。欧米という先輩のよいところをマネできればそれで合格です。その意味では「官僚ごとき」でも充分対応可能だと思います(アメリカはうらやましいですが…)。
ひとまず次期政権では、林芳正氏がすすめていたドイツ型「ライン&スタッフ」(もしくはそれに代わるなにか)へ公務員制度が改革されることを期待したいと思います。

ウマ | 2009年06月14日 03:40

私が初めて中央官庁の記者クラブを持ったのが環境庁で、それが地球環境問題元年と言われた1989年でした。非常に興味深く拝聴しました。飯田さんとはつまらないことで喧嘩した前科がありますが、覚えてらしたら忘れてください(笑)。

従来型の電力供給がパソコン通信で、スマートグリッドはインターネットだと私は整理しています。TCP/IPに相当するプロトコルを電力の世界で作れるかどうかです。たぶん作れます。かつ、白人はもう作っていると思います。彼らはさらに、その前提で社会システムを再構築しようとしています。このへんのセンスは、いつもやられっぱなしで悔しいところです。日本の電力会社は、鳩山大臣を切った麻生総理と同様、一生懸命に最悪の選択肢を取っているように見えます。

神保さんの、小規模発電に反対する大規模電力会社とマスメディアとのアナロジーは、まさにズバリです。センスのいい人はどんな分野でもビタビタと本質を突くので、本当に見ていて気持ちいいです。

原子力問題で言うと、トリウム燃料の話が主流にならないところが日本の原子力業界の限界かなと思っています。私個人は「高速増殖炉は不可能だがプルサーマルはあり」と考えています。なので六ヶ所村は完全否定しません。宮台先生や神保さんは少し違う考えのようなので、ちょっとモヤモヤしています。

外国人参政権問題は、「現状維持」が最善だと思います。日本の領土を現実に侵している国の人間に、地方選挙権とはいえ選挙権を与える(=日本人の参政権を相対的に縮小する)などという議論は、どう考えてもあり得ません。宮台先生も神保さんも、本件については何か勘違いしているとしか思えません。

toyokawa | 2009年06月14日 03:25

飯塚事件についての国会の取り上げ。
6月11日付けの衆議院決算行政委員会で鈴木宗男氏が質問しています。(衆議院TVで見れます。)
同日に参議院法務委員会で近藤正道氏が質問しています。(参議院インターネット中継で見れます)
また、衆議院の質問主意書171回の番号532で質問中です。(これはまだ見れない)

kiki | 2009年06月14日 02:52

レスポンスが遅く(3〜5分)で”Internet Saver Error"が帰って来るので、3度送信して仕舞いました。
 サーバ環境を一度チェック願います。どこかボトルネックがあるか、何かセキュリテイでの不備があるかも知れません。
 以前、本HPにアクセスするのに、”有害サイト”の扱いで拒否
されました。セキュリテイレベルを下げて、今可能になっています。
 プロバイダーとの調整、及び、Sキュリテイ、個人情報保護のチェックをお願いします。

ゴンゲン | 2009年06月14日 02:23

飯塚事件は、本当に酷い話ですね。
今の警察、検察、裁判、マスメデイアの状況を象徴している”事件”と思います。
 国家権力が、特定の個人に目を付けて、本人の”DNA"を工作すれば、簡単に罪人にでっち上げ、死刑で抹殺できる、と言うことではありませんか。
 また、Nシステム(内容をよく知らないので、どなたか教えて下さい)で、市民監視が強まり、これに密告制度が加われば、崩壊した社会主義の”秘密警察の監視国家”と同じではありませんか!
 とんでもない世の中にならないためにも、是非、足利事件と飯塚事件は、ちゃんとウオッチして行きたい。
 神保さん、宮台さん、大事な情報と貴重なコメント、有難う御座います。

ゴンゲン | 2009年06月14日 02:12

3重投稿してしまったようで申し訳ありません。

しかし、エラーメッセージが返ってきており、かつリロードしても投稿が反映されていないので、投稿できてないと考えるのは当たり前です。善管注意義務を果たしているののにこういうことになってしまうのは、基本的にこのサイトのサーバーが悪いと思います。

ホント、改善してください。そのへんの無料BBSより100倍遅いです。あり得ません。

toyokawa | 2009年06月14日 01:24

飯塚事件は国家による殺人ですね。こんな犯罪行為を放置していたら、日本は北朝鮮や中国と同じということになります。マスコミや国会は何をやっているのでしょう。

それにしても、たかだかこれだけのコメントを投稿するのになんでこんなに時間がかかるんですか? すでに2回失敗してます。改善を希望します。

toyokawa | 2009年06月14日 00:41

金沢に住んでたことがあるものなので
一応、ご指摘申し上げますが、ニュースコメンタリーの松任市に関して、合併で白山市になったもようです。細い話でホントにすみません…

今後もご活躍を期待しております。勉強させて頂きます。

しん | 2009年06月14日 00:36

神保さん、怒り心頭のようでお疲れ様でした。大マスコミは誰の味方なのか。時の権力が出した情報を鵜呑みにして権力者にとって敵となる相手を一緒になって攻撃している哀れさ。自分は正義の味方のように考えているみたいだけど、そっちが裸の王様だよ。権力はある程度腐った存在だから仕方ないと諦めもつくけど、メディアがそこまで成り下がって、お上を崇めてるとはどういうこと?正義の衣をまとって公正な批判精神とかいうけど、一度裸一貫から出直せば?いや待てよ、もう既に裸だったけ。失礼しました。

あき | 2009年06月13日 22:59
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