マル激トーク・オン・ディマンド 第429回(2009年06月27日)
意味のある政権交代を実現するために
ゲスト:山口二郎氏(北海道大学教授)
麻生首相は25日、記者会見で解散の時期は「そう遠くない」と述べ、解散総選挙が近いことを仄めかした。早ければ7月2日の衆議院解散も取り沙汰されている。しかし、内閣の支持率は依然として低落傾向が止まらない。雑誌などの選挙予想を見る限り、どうやら政権交代が現実のものとなりつつあるようだ。
これまでマル激では、民主党の政策を詳細に検証し、政権交代後の政権を展望する企画を何度か行ってきた。今回は日本で事実上半世紀ぶりとなる「政権交代」そのものの意味を考えた。
1996年の旧民主党結党時から党のブレーンであり、政治学者として政権交代を研究してきた北海道大学の山口二郎教授は、政権交代本来の意味を考えれば、半世紀にわたりそれが無かった日本に、今どのような弊害が生じているかがありありと見えてくると言う。
もともと日本が採用している議院内閣制は、三権分立ではない。立法府の代表が行政の長を兼ねるため、立法府が強くなりすぎる危険性がある制度だ。しかも、人間や人間の作る組織は必ずまちがいを犯す。権力を手にすれば、いずれ腐敗し、時代への適応力を失っていくことは、歴史が証明している。
また、一つの勢力が権力の座に長くあると、行政や既得権益を持った団体や事業者との間に癒着関係が生じる。その癒着故に、必要な改革が行えなくなる。
そうした人間の不完全さや腐敗や堕落から政治を救い、立法府の暴走や閉塞を防ぐために、政権交代は民主主義のシステムにもともとビルトインされた機能だった。
しかも、日本では裁判所とメディアという、本来は権力の暴走をチェックするはずの機関が、ほとんどまともに機能していない。このような日本固有の問題もあると山口氏は指摘する。
つまり、早い話が、日本ほど政権交代を必要としている国はないにもかかわらず、それが実質的に半世紀もの間、一度も起きなかったことが、今日本が抱える様々な問題へとつながっているということだ。
確かに冷戦構造下の日本は、政権交代を必要としていなかったという説に一定の合理性はある。日米同盟、軽武装に経済発展至上主義。これは、戦後、そして冷戦構造下の日本にとって唯一の選択肢でもあったし、また日本人の大半もその選択に異論はなかった。
16年前に一度、短い政権交代があったが、あれは自民党の一部が離党して野党と手を組んだために起きた、言わば擬似的政権交代であり、有権者が主体的に別の勢力を選んだ本当の意味での政権交代だったとは必ずしも言えない。その証拠に、8勢力による連立政権は理念や政策も共有しておらず、8ヶ月で空中分解してしまった。
しかし、政権交代は同時に、政策の選択でなければならない。欧米ではこれまで、再分配政策の度合いの多寡で、左右の陣営に勢力が分かれ、政権交代を繰り返してきた。平等を重んじ、貧富の差を縮めるために富の再分配を強調するのが左派で、政府の介入の行き過ぎを警戒し、より市場や個人の自由に任せるのが右派という選択が、概ねどの国にも存在した。
しかし日本では、自民党が「寛大な保守」(山口氏)という、本来は右派的な立場にありながら、実際には公共事業や補助金を通じた左派的再分配を積極的に行ってきたため、右と左の対立軸が明確にならなかった。しかも、日本では1980年代まで社会党が、社会主義イデオロギーの旗を降ろさなかったため、政権選択の現実的な選択肢になれなかった。自民党は一度は小泉改革で再分配政党の看板を降ろし、新自由主義的保守路線をとったが、それ以後構造改革路線は微妙に修正してきている。
一方民主党も、当初は政党のアイデンティティが捻れていたと山口氏は言う。当初民主党には社民党的再分配派と自民党以上に新自由主義的な政治家が混在し、それは今も変わっていないが、小沢一郎氏が代表に就任して以来、民主党は新自由主義から再配分へ明確に路線を切り替えたと山口氏は言う。自民党内は、小泉改革の評価をめぐり一枚岩ではないが、基本的には自民党の自由主義路線と民主党の再分配路線の対立軸がある程度はっきりと顕在化したため、次の選挙は、壊れかけた日本の社会経済システムをどのような方法で立て直すかをめぐる路線選択の選挙になったと、山口氏は言う。
仮に民主党が政権を取ったとしても、民主党が自らの歴史的役割を正確に認識し、それを確実に実行できなければ、政権交代が自己目的化してしまう危険性もあると、山口氏は警鐘を鳴らす。
また、より大きな問題は下野した後の自民党だ。自民党が野党に落ちた時、政党のアイデンティティを持ち続けることができるかどうか。また、その場合、自民党のパーティ・アイデンティティは中川秀直氏らが主張する構造改革路線なのか、麻生首相や一部の穏健派が主張する安心・安全、中福祉中負担路線になるのか。自民党が党の力を再結集できない場合、今度は民主党による長期独裁の危険性も出てくる。日本の議院内閣制は、本来は立法府の独裁こそ、もっとも警戒しなければならないシステムなのだ。自民党は日本における「健全な保守」とは何であるかの議論、つまり日本において「保守政党が保守しなければならない価値とは何か」の議論から始める必要があるだろう。
政権交代が現実のものとなった今、政権交代を意味のあるものにするために、アメリカやイギリスの政権交代との比較を交えて、政権交代に我々が何を求めるべきかを、山口氏と議論した。
- 政権交代前にクローン牛・豚を安全と判断?
- メディアの関心は解散だけ
- またぞろ政治とカネ問題が吹き出す
- バス代が出ない裁判員制度から見えてくるもの
マル激トーク・オン・ディマンド 第263回(2006年04月14日)
小泉×小沢で日本の政治はどう変わるのか
ゲスト:山口二郎氏(北海道大学教授)
マル激トーク・オン・ディマンド 第172回(2004年07月12日)
この参院選でわたしたちは何を選択したか
ゲスト:山口二郎氏(北海道大学教授・政治学)
特集・民主党政権を展望する
山口 二郎やまぐち じろう
(北海道大学法学部教授)
|
1958年岡山県生まれ。81年 東京大学法学部卒業。同年同大学助手。北海道大学法学部助教授を経て93年より現職。著書に『政権交代論』など、共著に『ポスト新自由主義』など。
|
|
この記事へのコメント
政権交代は是とするし、民主党の方向性も概ね良しとする。しかし、経済政策の点ではより不安が湧いた。
山口教授は社会党がマルクスを捨てなかったので日本は長らく自民党以外の選択肢がなかった、と言っている。
しかし、問題はそれだけではなく、山口氏を含む社会科学者がマルクス経済学的な発想から抜けきれていないか、あるいは近代経済学を理解しきれていない所にあるのではないか。
宮台氏がよく言う傾斜生産方式とはマル経の有沢広巳の発案であり、国による新産業育成策は形を変えた傾斜生産方式に過ぎない。
国による新産業育成策は効果がなく、むしろ国全体の生産性を下げた事は科学的に実証されている。
クリントン大統領時代のゴアによる情報スーパーハイウェイ構想も結局の所、過剰設備に陥ってしまった。
また、もう一つの問題として創造的破壊論に見られる清算主義から抜けきれていない事があげられる。
創造的破壊論も実証的に否定されているが、民主党議員の中にはいまだに多い。
バブル崩壊時の日銀の三重野総裁は、やはり創造的破壊論に信念を持ち、金融をむしろ引き締め日本経済を毀損し長期停滞を招いた。
歴史的に見ると、第一次世界大戦後の好況後、金融恐慌を経て日本は不況の真っ只中にいたにも関わらず、浜口雄幸首相と元日銀総裁の井上準之助蔵相は金本位制転換という金融緊縮政策を取った。
この時の名分も企業体質を強化して日本経済を強くするだった。
この経済政策により地方が疲弊し、地方の農家は困窮し、多くの娘たちが売られた。
この現状に怒った地方出身の兵士の反乱が5・15や2・26事件で、これを契機に政党政治が弱体化していく。
江戸時代には小判改鋳政策によるマネーサプライ政策に新井白石が天を恐れぬ行為と批判を加え、緊縮財政に転換し、不景気を招いた。
綱吉、柳沢、田沼のドラマでは定番の悪役が優れた経済政策を
実施したというのが、何とも皮肉だ。
さて、話を戻すと問題は民主党の経済政策である。
民主党の経済ブレーンの榊原、日銀上がりの大塚耕平、金利を上げると生活者の購買力が上がる
という愚かな仙石、枝野、民主党政権になったら米国債は円建てでないと買わないという中川正春。
揃いも揃って馬鹿ばかりだ。
おまけに岡田の財源重視の緊縮財政志向、こんな路線が実施されれば、日本は間違いなく、新たな長期停滞を招くだろう。
まぐ |
2009年07月12日 20:56
宮台先生の言う、政権交代に期待する、具体的な人士はいったいぜんたいどいつの誰なんですかね。少なくとも小沢一郎であり、鳩山代表なのですかね?
はっきり言ってもらいたいのですが。政権交代オンリーでは、リスクが多すぎでしょ!!!
うえうねす |
2009年07月03日 23:59
いつも楽しみにしてます。
ビデオニュースを見始めてから2年ぐらいになります。
ユーチューブで見た宮台さんに感染してビデオニュースを見始めました。
ビデオーニュースを見始めてからは世の中に対する視野が広まり価値観もがらっと変わりました。
大きく変わったのは情報を能動的に調べるようになった事です。
今ではこの番組に出会えて良かったと思ってます。
高卒で学生時代に勉強してなかった事もあって初めのうちは話の内容が2割ぐらいしかわかりませんでしたが、ネットで調べたり本を読んだりするようになってからだんだんわかるようになってきました。
そこでお願いがあるのですが、難しい用語や略語を使う場合にはもっと説明のテロップを増やして頂けると助かります。
この番組が好きなので学歴に関係なくもっとたくさんの人に見てもらいたいと思ってます。
今後も番組を楽しみにしてます。
アレックス |
2009年07月02日 21:28
毎週この番組を見るのを楽しみにしています。
ただそのことに何か問題はないかと最近感じています。いつの時代でも現実に対するこのようなチェック機能が働く事はよいのですが余りにも現実はひどすぎる、効果というものが分かりにくくほとんど効いていないように見えるのです。私が楽しみにしているのも自慰行為に過ぎないと感じられて少し空しい。
hide |
2009年07月02日 18:49
(1)98年頃の金融危機のころに民主党が政権をとっていたら新自由主義的な側面の強い政党になっていたと思います。2005年頃までは経済、企業の存続が最も大きな争点だったと思います。会社がつぶれたら働く人も食っていけない。という危機感があったように思います。
(2)ケインズ主義的な再配分では一党独裁であれ、多党交代政治であれ、既得権益の発生により経済は疲弊してしまう。新自由主義的な富の一極集中では、国民が徹底的に疲弊してしまい、日本では、小林多喜二というより自民党の2世貴族の跋扈等19世紀のディケンズの世の中になってしまった。
(3)外需を恃む製造業は"何を日本に残すか?"が課題であり、グローバル化が進むので今後企業が利益を上げてもそれが日本国内、国民に還流しにくくなるのではないか。また、製造業の中国依存度はますます高くなる。内需は、既得権益野郎が、疲弊しつつも、しっかり牛耳っており、少子化もあり、拡大するのはなかなか難しい。
(4)このような状況で、何を対立軸として"再配分"を按配してゆくのか?どのような産業を重点的に育成するのか?
農業と介護とコンテンツだけか?
(5)国民は、よく耐えている。自民党の政策はなきに等しいので民主党にはふんばって軸を提示してもらいたい。そうしたら自民党も”反対”と言って活動しはじめるだろう。その後に、新たな均衡点での政界再編成があるのかもしれない。また、ここに来て既得権益野郎とへたれウヨクが野合して変なことをやりださないように気をつけて監視する必要があると思います。
HastenTheeToHelpMe |
2009年07月02日 11:47
いよいよ革命前夜という感なきにしもあらずで、コメント欄の皆さんも高揚感に包まれているようだが、私は「一のいた」だ。
おめでたい皆さんを見守りつつ、ビールを飲みながら。
名無し草 |
2009年07月02日 07:24
「ビデオニュース」の利点のひとつは、広告収入に縛られている「マスゴミ」が決して伝えることの出来ない情報を提供してくれることだと思っています。神保さんもその点に苦心されてテーマを設定されていることが分かります。だから少なくとも「マスゴミ」の情報に「洗脳」されないために、ひとつ別の視点を提供してもらえるだけでも「ビデオニュース」を見る価値があると思っています。「護送船団」のぬるま湯に浸かったような「マスゴミ」に属さないという、大変かもしれませんが、ある意味では有利な立場をできるだけ発揮しようとされているわけです。
テーマは限られていますので、当然「ビデオニュース」の情報だけで必要充分とはいえないでしょう。その後は自分で興味のあるテーマについては書物やネットなどから情報を得ることが必要でしょう。しかしどんなに努力しても得られる情報はいつも不十分なものです。その不十分な情報からでも何か真実らしきものを見出すとすれば、所詮最後は私の「価値観」によるしかないのではないかと思います。
それでも、ものを考えるのは楽しいことです。自分が当たり前と思っていた考えがガラガラと崩れる瞬間は特に快感ですね。それぞれの意見はともかくとして、その辺りの感じを神保さんや宮台さんとも共有していると感じること、これが私をして「ビデオニュース」を好ましく思しめる所以です。自分の考えを相対化する作業のために有用な情報を「ビデオニュース」がこれからも提供してくれることを期待しています。
5656 |
2009年07月01日 18:29
コメント見てて、いまだに官僚が正解を持っていると信じている人がいてびっくりしました。おめでたいにもほどがあります。官僚は本来ロジ担当であってサブは分からないんですよ。建前上も実際も。
民主党が正解を持っているかどうか私には良く分かりませんが、自民党が持ってないことも官僚が持ってないことも明白なので、じゃあどうするべという話になっているんじゃないですかね。
宮台先生への批判が多いですけれど、私は宮台先生は面白いし頭の回転は速いししっかりとした土台を持っているし優れたコメンテーターだと思いますよ。これほど一緒に飲んだら楽しそうな人はそういないだろうと。
toyokawa |
2009年06月30日 08:36
民主党特集をしないことによって
民主党を応援してるんでしょうな
しん |
2009年06月30日 02:43
今の日本の現状を立て直すのはきわめて複雑で、誰か良い人がやってくれると思う有権者も問題の本質を理解できていないのではないでしょうか。難しいのは、我々有権者も問題の一部であることです。そんなときに我々のできることは、誰か良い人を見つけて、その人に頼るのではなく、悪いやつは次々と外して、段々よくしてゆくしかないような気がします。
hy |
2009年06月29日 20:31
あれ?今回の選挙って、引き続きアメリカに隷属するか、中国と韓国に隷属するか、っていう選択でしょ?その件に一切触れてない気が。
無記名 |
2009年06月29日 20:23
政治家はどの党だろうが信用ならない、だから俺たちが頑張らないと、というのがこれまでの霞ヶ関の官僚の自負だったのだろうと思います。
しかし、もはや、霞ヶ関の官僚が正解を知っていてそれに従えば日本全国津々浦々上手くいくようにはどう考えても思えません。色んなところでアイディアを競い合ってよいものを汲み上げていくしかない、という宮台さんの主張には賛成します。
でもやっぱり民主党だって信用ならない!!! のかも知れません。。。しかし、そもそも誰にも正解が分からない世の中になったのだとすると、どっかの党だけが正解を知っているはずもないわけで、お互いに牽制しあいながら試行錯誤をしていく心構えが必要なんですねえ。お任せじゃない社会って、大変ですねえ。。。
百年河清 |
2009年06月29日 07:48
少しだけ補足。
宮台さんが面白くないのはNコメだけで、ゲストとの対話は、もちろんゲスト次第のところもありますけど、神保さんと組んだときでも武田さんと組んだときでも社会学者としてのコメントが聞けて楽しく拝聴してます。
ただ、Nコメのときに神保さんがより構造的に議論を展開させようとするときに茶化して話を片付けないでほしいということです。長年の付き合いで、二人の間では分かり合いすぎててそうなっちゃうのかもしれませんが・・
リスナー歴3年くらい |
2009年06月29日 04:14
ははは、もう8割方民主党政権ができるのが明らかだというのに、民主党政権を前提に番組を作ると、これだけ「公正さに欠ける」という声があがるだから、メディアは本当に大変ですね。
ただ、そういう声を恐れて、メディアはなかなか民主党政権特集を組めないので、民主党政権の姿が一向に見えてきませんね。
これもまた言葉狩りの一種ですね。「民主党政権特集」を嫌がるのは、恐らく自民党の支持者の方なのでしょうけど。単に、現実を直視できない人たちなのかな。
そろそろメディアに意味不明の中立性というか、無機質性を求めるのはやめにしませんか。
丸激はそんな雑音をものともせずに(というか、恐らくそういう雑音を楽しみながら)、民主党企画を連発していますが、普通のメディアは自信が無いので、そういう声に簡単に押しつぶされてしまうんですよ。
もういい加減民主党政権のことを真剣に考えるべき時に来ているとは思いませんか。それとも、ここに書き込む人は少数のうるさ方で、ほとんどの視聴者は、それくらいのことは十分わかっておられるということなのかしら。
暁 |
2009年06月29日 03:09
結局ビデオニュースも、ある一面からの解釈してるだけ。
ただ、大手メディアとは違う面から解釈してると言う点で有意義だと思う。
が、同じく一面的にしか解釈して以内という点で、大手メディアと同価値しかない。
「桜チャンネルと同じ」というコメントがありましたが、私もそう思います。情報として知るべきこともあるけど、マル激を全面的に妄信してる人は桜チャンネルの信者くらい気持ち悪い。
宮台先生の語り口は生理的に受け付けない部分はありますが、歴史や思想や社会学の知識をわかりやすく解説してくれるので、個人的にはありがたいです。
むしろ公平性を逸しているのに、自分だけは公平な視点を保っていると言う立場を崩さない神保氏の方が恐い。
タチバナ |
2009年06月29日 02:18
国内政治も、世界の潮流に合っていることが大事なのだな、と感じました。自民党・社会党の時代は、世界が自由主義・社会主義陣営に対立していて、日本の政治もそれなりに機能していたのだから。
番組の終わりごろに出た、「日本の守りたい価値とはなにか」という問いは、答えるのが難しいですね。日本の良い所、うーん・・・変えたい所は思い浮かぶのですが、きっと丸劇を見ているからですね(笑)。日本において「保守政党が保守しなければならない価値とは何か」の議論は、自民党内の議論を待つのではなく、ぜひ丸激でも扱って欲しいです。
かんぽ |
2009年06月28日 21:42
【政権交代について】
この状況下で、もし政権交代が起こらなければ、もはや選挙管理委員会を疑うしかありません。アメリカやイランのことを笑っている場合じゃないです。
政権交代後の民主/自公、両陣営の体制ですが、宮台先生の「社会/国家」の切り口は有効だと思います。民主党が新しい市民社会づくりにいそしむなら、自公は新しい国家づくりに励んでいただきたいと思います。
アプローチとしては「toto」氏もご指摘のとおり、コミュニケーションの充実かなと思います。
アレント風に言うならば、霞が関は「すべての省庁がもはや自省庁以外の人と同意できないほど根本的に孤立している」状態にあると思います。すべての省庁がいつも同一の対象に係わっているという事実が作られることが解決の糸口となると思います。
民主党は4年間で霞が関を解体、弱体化してほしいと思います。その一方で自民・公明は、縦割り的発想が起こりにくい組織体制へと霞が関を蘇らせていただきたいなと思います。
そしてその後、「社会/国家」のどちらかに軸足を置いた二大政党(勢力)が誕生すればいいと思います。
ウマ |
2009年06月28日 21:32
自民党政権にはもううんざりです。それに慣れ親しんできた官僚にも。それはだれにでも分かっていることだ。でもね、だからと言って今の民主党に当事者能力が果してあるのですかね?そこが問題なのだ。
例え今回総選挙で政権を獲ったとしても、短期に自滅するのではないか。少なくとももっとも自民党的体質そのものの小沢一郎を最後までお守り申し上げると言った鳩山政権では、三日天下になる恐れ多し。なぜならば、小沢一郎は金権収賄政治家でありそこには愛国の大儀が皆目絶無だからである。その子分も同様、小沢直系議員30人は小沢に対する盲目追従者で全員アホばかりだからね。その小沢が選挙対策筆頭副代表とはいったいどういうことなのだ?
次期民主党政権が短期崩壊するという、取り返しのつかない事態が予想される。ので、先ずは小沢一郎を完全に放逐してから政権を奪取し長期政権を維持できる執行部体制で総選挙を迎えてほしいものだ。これを桶狭間の戦いとおいらは命名するのだ! 討たなければならないのは先ずは今川義元(小沢一郎)である。
うえるねす |
2009年06月28日 20:34
住んでいる自治体で民主党が担いだ市長になったがやり方がめちゃくちゃで開き直りもひどい。それを支援している民主党議員に至っては「市民は情報を知らないし、何も分かっていない」なとということを平気で議会で言っている。
政権交替をさせたいというのは実は日本の知識人層の長年の悲願で、それを宮台や山口らは言っているわけで彼らが何か変わっているわけでもなんでもない。55年体制と小選挙区制以降が変わったようなことをこいつらが言っているがそもそもこいつらの言うことは昔から変わっていない。言い方を変えるとかやり方を変えるとかして常に同じことを言っているだけだ。
それを「政権交代すれば何か変わる」というように言い散らかして。
この人たちがなんでこんなに官僚を批判しているのか?そんあことわかっている。
官僚は政治家や利益集団が内部で何をしているか全部知っているからね。
官僚が「おれが法律だ」と言ってはばからないのはそういうことだ。
あんまりくだらないことばっかり言うもんじゃないね。
無記名 |
2009年06月28日 20:08
「お任せ」と「お任せ以外」という対立軸は分かるようで分からないです。民主党政権になったら個別の政策で国民投票をしながら進めるということでもないですよね。地方分権は確かに一つありますが、たとえば外交や安全保障は「お任せ」以外にあり得ないような気がします。このへんのことを宮台先生に解説していただきたいなと感じました。(もうすでに何回も解説していて私が理解していないだけという可能性も高そうですが)
toyokawa |
2009年06月28日 18:36
既得権益を剥がして、再配分する、という宮台さんの論は、心地よいですが、是非とも明瞭な形で成し遂げて欲しい内容でもあります。既得権益に胡坐をかきすぎた問題児に反省を促し、一掃する勇気に期待します。また、細分化されコミュニケーション閉鎖社会が進行しすぎたために、そこここでコミュニケーション不足起因の問題が噴出している感は否めないので、今後、時間を掛けて、市民と行政、政治など、それぞれのセクション同士、あるいはそれぞれのセクション内においても、健全な形で相互コミュニケーションスキルを強化していく事の必要性を感じました。
toto |
2009年06月28日 15:15
2〜3年来のリスナーです。
最近のマル激面白く無いという意見が見られますが、何となく思うに、それは「世の中(特に日本)」があまりに変化が無く、面白く無いからそう感じてしまうのではないでしょうか?
全く支持されていないのに政権にしがみついてる政党にしろ、バカとしか言えない首相にしろ、変わる気配の無いメディアにしろ、開き直ってるんじゃないか?とも思える既得権益集団にしろ・・前回のGoogleブックサーチや前々回のグリーン革命もそうですが、問題点も解決(実行)策もそれなりにわかっているのに、実際に実行できる見込みが無い。少なくとも短期的に。それが何とも言えない「空気」のような閉塞感を生み、番組自体がつまらないと感じてしまうのではないか?と思えます。
宮台さんはたしかに見下してるような発言されてますが、見下されても仕方無い対象が居るわけですし、これも仕方無いんじゃないでしょうか?(笑)バカなことすればバカにされるのは当たり前のことですし。
個人的には、昔と比べて特に勢いが落ちたと思いません。ネタは良いですし。むしろ、社会全体の閉塞感は強くなってる気がしますが。。。
1980年頃までは政治が安定していたので経済も安定していた、とのお話でしたが、その順序は経済が安定していたから政治も安定できた、と考えるのが良いのではないでしょうか。その経済の安定は製造輸出立国による儲けを国全体に配分する形で行われた。それがうまくいっているうちは国民は政権交代を必要としなかったので政治も安定できた。ところがその配分が1990年以降循環しなくなって政権交代が国民側で必要となった。その時、国家と社会という対立軸において、社会を強くすることが必要と思いますが、それには経済システムの転換が必要と思います。そこに突っ込みをしていただく専門家の出現を望みますが、ざっくりいえば、同じことをやるのなら大きな一つの会社のフレームでやるのではなく、小さな企業の連係プレーでやることで社会に多様性をもたらすことだと思います。社会がその意思さえ持てば、連係プレーに必要な情報共有は今のIT技術が可能にしています。人権、地方、というようなキーワードも多様な社会的選択技が個人の目の前に現れて始めて可能なるのではないでしょうか。
鳩山代表の故人献金、架空献金はミスではないかという神保さんの見解をNコメで拝聴しましたが、以下の週刊誌の報じた具体例を見るとミスと言えるものではないと思います。
また以下の例の中には先代からの縁で献金をなさっている方は皆無です。
・元都立小石川高校英語教師(恩師故人):05〜07年に68万円献金
事実無し、葬儀に花輪を送っていただいているので知らなかった筈はない
・関東在住A氏:05〜07年に15万円献金
事実無し
・関西在住B氏:05〜07年に10万円献金
事実無し、3,4年前まで後援会に入っていたので会費2000円なら払っていた
・北海道在住C氏:05年に10万円献金
事実無し、寝耳に水です。勝手に個人情報を出されて迷惑している
・都内在住会社経営D氏:05〜07年に20万円献金
事実無し、一度会食した事がある、会社経営という立場上勝手に名前を利用されて大変迷惑している
・都内在住E家:05年に65万円献金
事実無し、97年に鳩山後援会に電話して住所氏名を伝えた事だけならある
・学習院初等科理科教師:07年に12万円献金
「教師上がりの貧乏人がなんで金持ちの教え子に献金しなくちゃいかんのだ、ふざくんな
誰だ、こんな事を言い出したのは自民党か、鳩山を陥れるつもりか訴えてやる
…え、鳩山事務所が僕が払った事にしてんの?全くの嘘だ。どうしてそういう事になるの。
気持ち悪い何らかの悪意を感じる。ミスじゃないよこれは…」
・他にも有史以来この世に存在した事がない住所からの献金が見つかった。
・引っ越してそこに居住事実のない人間からの献金が見つかった。
匿各 |
2009年06月28日 07:22
自民党が野党としてどのような政党を形成していくかって、面白いですね。民主党は強力なリーダーシップを発揮して暫く政権維持してくれないと、健全なる新生自民党は育たないでしょう。野合再編で訳の分からぬ集団形成だけは避けて頂きたいものです。って、もう政権交代決定しちゃったかのような番組ですが、なんかナー。
zaru |
2009年06月28日 07:04
Nコメですが、最高裁判事に「事務官」から「ご説明」する(官僚が大臣にするみたいに)とかいう話が出てますけれども、「調査官」の間違いですね。最高裁調査官。たしか40人もいかなかったと思いますが、全員裁判官です。
事務官と呼ばれる人は別にいて、こちらは裁判所職員ではあっても、裁判官じゃありません。
次回にでも訂正しておいたほうがいいんじゃないでしょうか。今後裁判所に取材するときに、基本的なことがわかってないと思われたら不利ですよ。
匿名希望 |
2009年06月28日 05:53
初コメントになりますが、なんだかなさん同様、最近のマル激おもしろくないです。
特にNコメの宮台さん。
ロールプレイのつもりかもしれないですけど、話が雑すぎな気がします。神保さんが何かしら敢えて公平視することでマスコミレベルの対話を打開しようとしても、ただ、見下した話するだけで、上から目線のマスコミをただ上から見てるだけのようにしか見えません。
Nコメ、一度、神保さんと武田さんでやってもらえませんか? 神保さんと萱野さん、武田さんと萱野さんって組み合わせでもいいんですけど。
リスナー歴3年くらい |
2009年06月28日 05:41
なぜ、55年体制はかくも維持され、政権交代という民主主義の機能は休止していたのか、という問いから、今回の冒頭で宮代先生がおっしゃってらしたように小泉自民党が、なぜ必然的に自民党政治システム崩壊のトリガーを引かなければならなかったのか、ということの最上の資料として野中尚人先生の第391回マル激トーク・オン・ディマンド「自民党システムの終焉」の解放再放送を希望します。
伏見のヌルハチ |
2009年06月28日 04:26
まだ前半しか視聴していませんが気になったことですので一言述べさせていただきます。
55年体制で社会党が吉田ドクトリン下で事実上の体制補完政党であったことの証拠として日本の労働分配率の高さを上げていますが、日本の労働分配率は近年にいたるまであまり高くなく、労働者に対してではなく設備投資にお金を使うことで高度経済成長を成し遂げたと記憶します。
ネット上であまり適当なデータはありませんが
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2005/20050307/935/
に日米の比較が出ています。
従って、労働分配率を使って上のような主張をするのは適当でないように感じます。出来れば他の根拠を挙げていただきたく存じます。
賈雨村 |
2009年06月28日 03:49
報道の専門家である神保氏に対して報道について何かをいう資格があるとは思いませんが・・これでは桜チャンネルと同じですよ。さむい。
共産趣味 |
2009年06月28日 03:07
特亜の売国奴の民主とは書くが、アメの売国奴の自民とは決して書かない国民がいる限りはまぁしょうがないんじゃないかなぁ。
(特亜なんて書いている人間がいる限り…って感じもですが)
匿名 |
2009年06月28日 01:48
民主党の政治献金だけ取り締まるのは国政捜査であり、彼らが捕まるのなら全員捕まえなければならない、という意見はご尤もです。日本国民は、そうしろと言っているのです。そして、そんな機能しないような法は改正すべきだ、と言っているのです。
それと、民主党によって政権交代が発生し、それによって政治に民意が反映されるようになるかもしれませんが、問題なのは、その民主党自身が民意を反映していない、という事です。
表現規制の自民。
特亜の売国奴の民主。
政教分離ブッチギリの公明・幸実。
金は悪とした経済オンチの共産。
投票できる党がないのは政治を出来る国民が育ってないからかもしれませんね。
あからさまな民主寄りの放送に辟易している視聴者も多少はいるかもしれませんが、殆どの人はこの番組が報道の自由化を掲げる民主党のステークホルダーである事を理解した上でバイアスを掛けて観ているものと思います。
匿名 |
2009年06月28日 01:36
最近のマル激は、見てても面白くないです。お仲間を呼んで番組をつくるのはやめたらどうですか。
批判のための批判をする番組をみると昔の某政党を思い出します。
なんだかな |
2009年06月28日 00:48
最近のマル激は、見てても面白くないです。お仲間を呼んで番組をつくるのはやめたらどうですか。
批判のための批判をする番組をみると昔の某政党を思い出します。
なんだかな |
2009年06月28日 00:41
吉田の孫 VS 鳩山+一郎
なんか悪い夢を見てるのか?
無記名 |
2009年06月27日 23:28
困
っ
た
も
の
だ
!
宮台先生も。政治資金についてめちゃめちゃな論理を展開してますですねNコメが。それでも学者さんですかね? 小沢一郎を免罪するから全てがボタンの掛け違いになってるよ。偽装献金の首魁である小沢一郎を庇ってるから、自民党はじめ傀儡鳩ぽっぽの故人献金まで言及できなくなった。だめだよこりゃ。
今夜も寝る前に |
2009年06月27日 21:53
|