マル激トーク・オン・ディマンド 第435回(2009年08月08日)
今の霞ヶ関では日本をパンデミックから守れない
ゲスト:木村盛世氏(医師・厚生労働省医系技官)
この冬もし豚インフルエンザが再び日本を襲った場合、日本はただでは済まないかもしれない。なぜならば、日本は感染症に対する体制が全く整っていないからだ。いや、この春の感染拡大で、日本には体制が整っていないことが明らかになっていながら、それに気づかなかったり、それを修復しようとしていないからだと言った方が、より正確かもしれない。
今年の春メキシコで発生した豚インフルエンザは、またたく間に世界中に広がり、最終的な感染者数は既に13万人を超えた。日本では4月に最初の症例が報告されて以来、7月24日時点で4986人の感染が確認されており、これはアメリカ、メキシコ、カナダ、チリ、イギリス、オーストラリアに次ぐ世界で7番目の多さとなった。問題は、日本は早くから水際作戦を展開し、空港での徹底した検疫を実施した上に、多くの大学や学校を閉鎖し、マスクが日本中で売り切れるほど徹底的に対策を施したにもかかわらず、最終的に世界でも有数の感染者数を出してしまったことだ。
日本の水際作戦について、医師で厚生労働省の現役検疫官を務める木村盛世氏は、厚労省が実施した検疫強化や水際阻止は、全くのナンセンスだったと一蹴する。アメリカで公衆衛生学を学んだ木村氏は、もともと潜伏期間や発熱の度合いの個人差などを考えると、サーモグラフィーなどを使って感染者のすべてを水際でせき止めることなど、もともと不可能だったと言う。不可能なことに多大な資源を投入するよりも、国内感染が始まった後の対応に力を入れるべきだったと、木村氏は自らが所属する厚労省の対応を厳しく批判する。
実際、水際作戦は物々しい防護服を身にまとった検疫官が、空港で機内検疫に向かうシーンなどがテレビで放送され、それが逆に国民の不安を必要以上に煽り、学級閉鎖やマスクの品切れなどを招いた。しかも、いざ国内感染が広がり始めると、その後の対応は後手後手の連続で、世界から日本がいかに感染症に対応する体制ができていないかを露呈する結果となったと、木村氏は残念がる。
日本は感染症対策後進国と言ってはばからない木村氏は、その理由として、厚生労働省の危機意識の希薄さと使命感の欠如を指摘する。実際、アメリカの大学院を卒業後、厚労省に医系技官として入省した木村氏は、これまで繰り返し厚労省の組織の論理の壁にぶつかってきた。問題があると思った時に局長に直談判したり、国際会議に積極的に出席し、海外とのネットワークを強化したりする木村氏の行為は、役所の上司からはことごとく忌み嫌われ、繰り返し「左遷」の憂き目に遭う。現在の羽田空港の検疫官のポストも、「島流しポスト」(木村氏)であり、不祥事を起こしたわけでもないキャリア待遇の医系技官が就くポストとしては、本来はあり得ないものだという。
しかし、木村氏は「自分が声をあげていかなければ、何も変わらない」と、左遷や嫌がらせ、降格を覚悟で、役所の体質や日本の感染症対策の問題点をこれからも指摘し続けたいと言う。その木村氏の使命感を支えているのは、厚生労働省こそが、国民の健康を守ることができる唯一の政府機関であるとの自負だと言う。
厚生労働省を変えるために著書「厚生労働省崩壊」を出版し、日本の感染症対策の無策ぶりを指摘する木村氏と、パンデミックに対応するために日本がしなければならないこと、そして霞ヶ関を機能する機関に変えていくために何が必要になるかを議論した。
マル激トーク・オン・ディマンド 第390回(2008年09月20日)
新型インフルエンザとのつきあい方
ゲスト:山本太郎氏(長崎大学教授)
これでいいのか裁判員制度
プレスクラブ (2009年04月22日)
雑誌にコメントした評論家に賠償命令会見
木村 盛世きむら もりよ
(医師・厚生労働省医系技官)
|
1965年生まれ。90年筑波大学医学群卒業。97年米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了。米国CDC(疾病予防管理センター)多施設研究プロジェクトコーディネーター、結核予防会、厚生労働省大臣官房統計情報部などを経て、08年より現職。著書に『厚生労働省崩壊』。
|
|
この記事へのコメント
きむ姉さん 参考になります。
731部隊の話が出て、ぴくりと、きましたよ。
政権交代時に 出世することをご期待しています。
(微笑)
欣求浄土厭離穢土を崩壊させれるか? |
2009年08月23日 17:13
だいたい私はビデオニュースを見るのが遅すぎるのだが、ネットのA新聞に新型インフルエンザ「致死率0.5%」とか出ていたので、この番組をようやく見る気になって、見た。
このおばさん、まさに出る杭だね。
言っていることは、その通りじゃないか!
公務員の幹部は全員クビだ。
ただし、少しおかしいなと思うのは、豚インフルエンザのパンデミックって、たとえ彼女がチーフになってやったとしても、防げるわけではないことはあきらかなんだろう?
しかも、致死率が0.5%ということは、普通のインフルエンザより、少し高めだが、もともと大した死亡率ではない。
第二派で致死性の高いものに変異するかもしれないが、そのときのウィルスがタミフル耐性のあるものになっていたとしても、それは日本人がタミフルをバンバン使ったからではない。
遅かれ早かれ、タミフル耐性はできてくるものだからね。
舛添厚生大臣のパフォーマンス好きを笑ったって、政治家は皆そういうもんだよ。
民主党の先生だって、同じことさ。
致死率が低いとわかってりゃ、効果があろうとなかろうと、パフォーマンスをやって国民に見せることの方が政治的には大事だろう。
だからさ、このおばさん、言ってることは痛快だけど、みんなある程度わかった上でやってるんじゃないかな?
もちろん、こういうおばさんの存在は貴重で必要と思う。
だから、クビにもせず、まだ飼ってるんだろう?
名無し草 |
2009年08月18日 17:55
>>上司(課長)より先には帰れない、会議で自分の意見を言ってはいけない
これって日本の企業のほとんどの企業のこと言っていますけど。何も公務員だけじゃない。
公務員を擁護するわけじゃないけれど
「公務員は悪者で民間はよい」とかいう図式は構造改革で取った図式とまったく同じ。
そもそも公務員の天下りは民間企業の天下りと同じスタイルをとっているのだから。公務員は大企業の社員と同じような形にしただけなので。
だから公務員批判で公務員の数を減らせばいいと叫んでいるこのおばさんたちみたいな人が、実際には公務員の恩恵にどっぷりつかっているわけですよ。宮台さんがやたらと批判めいたことを言っているのに実際は宮台さんみたいな人ほど特権階級で庇護されているわけ。その特権階級たちが自分たちだけで利権と利益を独り占めしたいから盛んに官僚批判を行ったりするわけです。
「楽しむのは俺たちだけでいいんだよ。税金はもうないんだから俺たちだけたんまり税金を使って、お前らには一銭も渡すかよ」
っていうのが「公務員批判」を繰り返してきた人の本音。
無記名 |
2009年08月15日 19:47
スパスパとモノが言える木村さん。
こういう女性が出て来るまで30年の歳月が必要だったのでしょうか?感慨を持って、と言うより驚きを持って視聴いたしました。
60年ぶりの政権交代とタイミングぴったりの豚インフルエンザパニック。あの頃テレビで見た映像の、機内にマスクと防護服で入って行く人たちの中に木村さんはいたんですよね。
あなたのような方が近くにいたらな〜。芸大という黄色い?巨塔の中での戦い方も違っていただろうになんて思いました。
がんばってください。応援しています。
政権交代でいったいどれだけ世の中が変わるのか?
期待をもって見守らせていただきます。
新連立内閣(予定)も93年頃の細川内閣のようにすぐにスキャンダルで潰されてしまうのではないかと一抹の不安もありますが、今回はたぶん大丈夫じゃないでしょうかね。
恐らく自民党は、旧社会党(現社民党)のように一弱小野党にまで落ち込むと思いますので。
自民党の先生方は田中マキコさんのように早く新しい身の振り方を考えた方が良さそうに思います。
今回の自民党は想像を絶する負け方になると思います。
小泉さんは自民党をぶっ潰すと言ってたけどあれは「八年地獄」とかの技だったんだろうな。
とも |
2009年08月15日 04:28
上司(課長)より先には帰れない、会議で自分の意見を言ってはいけない、etcetc
これを本気で変えたいならこんな所に出演なんてすべきでない
自分の所属する組織の批判を外に向かってする人間の言うことなど、誰も聴きもしないし支持しない
水際作戦が無駄だというなら、新型インフルエンザで大騒ぎしているあの状況で、検疫なんて無駄だから、検疫部局としては新型インフルエンザについては何も対応を取りませんと宣言してみればいい、頭が悪くて声の大きい人々とメディアの集中砲火で省庁は機能停止状態に陥る
言うまでもなく、この国で政策を決めるのは民意であって科学でなく、声の大きさであって冷静な判断でない。それは政策が科学と冷静な判断によって定められるよりは健全だ。
共産趣味 |
2009年08月15日 00:20
久しぶりに人間を見た。木村 盛世。
こういう喜びがあるから、人間稼業もなかなか止められない。
Ken |
2009年08月14日 08:56
仕事する集団ではないのですね。組織や権益を守ることばかりに汲々とする情けない連中なんですね。ダメな奴らだな。
saru |
2009年08月14日 08:07
僕も宮本政於氏を思い出しました。あれは93年の政変の頃だったのですね。あの政権がもうちょっと長く続いていれば今頃日本はどうだったのでしょうか。今度こそはやっと変われるのでしょう。
宮本氏と木村氏に共通するのは、医者であり強烈な職業意識をもっていて辞めても医者でやっていけること。日本人が個人として生きていけるためにはもう少し人事の流動性を高める必要があることを示していると思います。でも逆に首には出来ないから現役の立場で発言が出来るというのも真実で、これはちょっと違和感を感じるところでもあります。
省庁関係の研究所(独法)は知っていますが、更生労働省さんが書かれている通りです。体裁だけ整っていれば中身はどうでも良いらしいです。仕事がまともに出来る人の割合が少なすぎ(3割ぐらい)。非正規のポスドクの人の方がずっと仕事が出来ます。研究所だと飛ばす先がないので上司にたてついてもなんともないようです。「勤務評価反対」という組合の張り紙が張ってあって驚きました。
企業と一番違うのは組織としての目標や価値観を構成員の間で共有されていないこと。だから保身と天下り先が目標になってしまう。やはり年功序列、終身雇用で再就職が難しい日本全体の人事システムに問題があります。
改革は自民党のような組織いじりではなく実質的なものにして欲しいと思います。
かぴばら |
2009年08月14日 06:59
最高裁判所裁判官国民審査についての企画を楽しみにしております。
そこで、提案なのですが、その企画の際には、フリーライターの長嶺越輝氏を招聘されてはいかがでしょうか?長嶺氏は『サイコーですか?最高裁!』(光文社、2007)の著者です。
私は法学部学生である関係で、最高裁の国民審査に関心があり、前掲書を購読しました。本書は最高裁判所についての入門書として構成されていますが、「国民審査」についてもその一章を割かれており、資料も充実しております。とても勉強になりましたので、お薦めします。
そんなわけで、ぜひ長嶺氏の招聘をご検討いただきたいです。
kazu |
2009年08月13日 23:00
この番組的には司法は市民感覚とか、多数決で決めるようなものでなく、民主的に決まった法律に即して有罪と証明できれば有罪、そうでないものは無罪ということのはずというスタンスだったと思います。
河合さんの回を見て裁判員になったら勉強もして真剣に考えてゆくことで市民もそうなっていくというのもあるかもとも思ったりもしますが、まだ経験不足ということでしょうか。
よしさんのように報道が結局どうなっているか私も知りたいと思って少しウェブサイトを見てみたのですが、東京地裁と司法記者クラブでなにかルールが合意されたとかという記述を見るのですが、どういうルールなのか、どういう法律の根拠でルールができたのか調べきれず、気になります。
yok |
2009年08月13日 03:18
裁判員裁判2件目。やはり重罰化。
注目したいのは以下に引用する弁護側の最終弁論の冒頭(引用元は産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090811/trl0908111554015-n1.htm)。
>弁護人「三宅さんには執行猶予が下されるべきです」
「確かに被害者(の無職男性)を凶器の包丁で、何度も刺しています。殺意はとても強いものでした。被害者は全治1カ月のけがで、(被告に対して)処罰(を求める)感情は厳しいです。こうした状況でもなお、三宅さんには執行猶予が下されるべきです」
「過去の裁判例を調べてみました。事例の一つひとつの違いはありますが、裁判官、裁判員が代わり、結論が変わることがあってはなりません」
《法廷内の巨大モニターに、殺人未遂罪の過去の量刑を棒グラフにした表が、映し出された。懲役6年と執行猶予付き刑が、過去の判例では断トツに多いことがはっきり分かる》
弁護人「こちらが過去の裁判例です。懲役6年のところに大きな(棒グラフ)の山があります。(グラフの左端の)水色の部分が執行猶予です。ここ(水色の部分)にも1つの山があります」
(引用終)
以上からわかるのは、弁護側が過去の裁判例を防御方法として使っているということだ。これは考えてみればおかしなことではないか。量刑の相場なんて、裁判所が事前に裁判員に説明しておくべきではないか。何ゆえ弁護人が限られた弁論時間の中でレクチャーせねばならんのだ!
裁判員制度は、法廷に「市民感覚」を持ち込むために導入された。しかし、考えてみれば、量刑の判断というのは相対評価でしか決められないはずのものだ。この事件は懲役○年ですという判断は、「ほかの似たような事件で懲役○年だったから」ということ以外理由にならない。
そして、量刑が相対評価だからこそ、職業裁判官に判断を任せる合理性があった。過去の裁判例を多く知っているからだ。
しかし、裁判員はふつう、それらを知らない。だから弁護側は、限りある時間を使って、裁判員を職業裁判官と同じような量刑判断ができるようにレクチャーしなければならなかった。その必要があった。
しかし、逆説的なことに、そうして裁判員を職業裁判官に近づけようとすればするほど、「市民感覚」からは遠ざかっていく。
つまり、量刑は、「市民感覚」になじまないのだ。
存在 |
2009年08月12日 19:28
挙げられている国の中で人口当たりの兵員数は日本は非常に少ないほうである事を匿名氏が指摘してくださったが、その数字に非常にばらつきのあることがこの問題は国際比較ではなく、自国の地政学的状況、仮想敵国の戦力など個別の問題により決定されることを浮き彫りにしているように思える。本当に危機があれば他国が如何であろうとしなくてはならないことがあるのである。実際、かつての陸上自衛隊主力戦車であった74式は他国の戦車にはない油圧式懸架を備えていて、無駄な装備と様々な批判を受けたが、この装備は上陸してきたソ連戦車を縦深を深くして迎え撃つ覚悟の表れとも言える。
また兵員数の問題として徴兵制の問題がある。一般に徴兵制で得られた兵員の士気は低く、年金制度と同じく特定の年代に負担を強いるこの制度は一旦如導入するとなかなか中止することが困難である。このことは韓国などの状況を見れば一目瞭然である。従って導入には相当勇気がいることになる。また過剰な兵員は兵器切替えなどのときに大きな負担となる。場合によっては一世代前の兵器を持って戦場に赴かなくてはならなくなる。このことも士気に大きく影響する。
宮台先生のスローガンはおそらく冷戦期の左翼に対してもっとも必要なものではなかったかと思う。また、その意味で警鐘を鳴らされているのではないかと理解する。ただ政権交代も近いといわれるなかでそろそろ本当に現実的な視点が必要ではないかと思う。尤もそれも理解したうえで、この場では敢えてそうおっしゃっているのかもしれませんが…。
賈雨村 |
2009年08月12日 18:11
1000人当たりの軍人の数
アメリカ: 5.2人(140万)
フランス: 7.8人(46万)
ドイツ: 10.9人(88万)
韓国: 77人(352万)
中国: 4人(522万)
日本: 1.6人(20万)
十分過ぎるほど十分ねえ…。
匿名 |
2009年08月12日 01:32
匿
名
さ
ん
の
>
・上司(課長)より先には帰れない
・会議で自分の意見を言ってはいけない
・役所の課長は大企業の社長と同じくらい偉い
・課の実験はノンキャリアの総括補佐が握っている
・勤務時間のほとんどが内部調整と決済に費やされる
・提案が気に入らないと「てにをは」攻撃で潰す
・本省の支持は絶対。反論は不可
・「人と違ったことをしないこと」「上司に嫌われないこと」が第一
・「国民に目を向ける必要はない。内部のボロを出さないことが一番」
・まともな人間は外される、辞める、病む。
・局長に直談判すると人事課長から呼び出され左遷
・ノンキャリアはゴミ扱い
・セクハラ、パワハラは日常茶飯事
・海外出張は遊び
・英語ができない国際課
・国際機関への出向は休暇代わり
>
これは日本の組織のあったりまえの図式で、大企業でも中小企業でも同じ。NHKも民放も。霞ヶ関官僚も丸の内企業官僚も。アカディズム学者も医者も弁護士も公認会計士も。
悪い奴はどの世界にもいるのだ。
もっとも悪いのはゼネコン収賄の小沢一郎でありそれを弁護するリークマン郷原ノーブローと、痴漢常習者ミラーマン植草一秀の御三家という隠し砦3悪党人。キーワードは「国策捜査で冤罪です。」
で
は
お
や
す
み
な
さ
い
ま
せ
。
今夜も寝る前に |
2009年08月12日 00:01
水際作戦は軍事的にも全く無効であることが、硫黄島での栗林中将などを見ても今日の常識なっているが、疫学的な観点からしても同様なことが言えているのは興味深い。太平洋戦争(中国大陸での戦闘ではないのでこの呼称を使用する)においても日本軍は執拗に水際作戦にこだわったという事実がある。このような作戦は日本人の感情をくすぐる何かがあるのであろうか。
十年以上前だと思うが公衆衛生学での問題として、インフルエンザの予防接種の義務化の是非について世論が沸騰したことがある。学童への接種義務に事故があったこともあり父兄が反対し確か接種義務は無くなったのではないかと思う。日本の公衆衛生学の先生方は強く残念がっていたと記憶している。このことについても今日解釈は変わってきていると思う。木村先生の見解が伺えたらと思う。
731部隊の研究内容は当時でも極秘扱いであったので、今以上にセクト主義の強かった当時の軍部がこれを疫学に有効に使用できたかどうかは全く疑わしいが、軍事と疫学との関係は非常に有用な指摘だと思う。性病に関しても兵を弱くさせる恐れを感じ慰安所を設けたことは有名である。軍、疫学、優生学の関連に関し深い話をする回が設けられてもよいかもしれない。
あと、冒頭のニュース解説のところで宮台先生が重武装中立ということをおっしゃっていたが、軍事的なことをあまりスローガンのみで話すのは不適当に感じる。重武装であるかどうかは、仮想敵国に対し判断するもので、もし今仮想敵国を中国、北朝鮮とするのなら日本はもうすでに十分過ぎるほど重武装といわねばならない。日本の自衛隊は士気、装備、錬度ともに決して低くなく、ここでもゲストとしてこられた田岡氏もおっしゃっているように、冷戦期の極東ソ連軍を軍事的に阻止したのはひとえに彼らの功績である。今、あの時ほどの軍事的脅威が存在するとは思えず、重武装は十分に達成されていると言うほか無い。必要なのは中立だけだと思うが如何でしょうか。何の戦略的思考も無くただ重武装と言うだけでは、何の戦略も無くただ非武装と言うのと全く変わらないと思いますが。
賈雨村 |
2009年08月11日 15:55
裁判員裁判についてなんですが、私の記憶違いでなければ、判決がでた翌日の朝のNHKのニュースに今回裁判員として参加された男性の人が顔出しでNHKのインタビューに答えてました。
流石に審議内容までは話していませんでしたが、「判決の前日は全然寝られなかった」等々答えていました。
インタビュー自体は問題ないんでしたっけ?私はダメなものと思っていたので衝撃的でした。(勘違いだったらすいません。
よし |
2009年08月10日 12:05
「潜伏期のある病気が、なぜ空港で止められるんだろう」という疑問は自分も感じていました。
あのパフォーマンスは検疫法の管轄から来るものだと聞いて力が抜ける思いです。なんだそれは・・・。
霞ヶ関の問題点を挙げたフィリップは大変面白かったです。
自我の不足を属性で埋め合わせる人々が批判されずに生きていくと自然に発生する問題のように感じます。
木村さんのようにシャープで自分のあるべき姿を持つ人は、そういう場所では煙たがられるのでしょうか・・
ひさびさに「すごい」と思わせる感染力のあるゲストでした。
木村さん頑張ってください!
ウール |
2009年08月10日 08:12
自己責任もなく自己実現もない連中のタコツボな霞ヶ関なのかなのね
無記名 |
2009年08月10日 01:20
しかし、医者なんて医師免許さえあれば食いっぱぐれることないのに、役人になったとたん萎縮するってのもわかんねえなあ。ほかの能力がなくてほかに行き場のない官僚連中がしがみついて、天下り先作りに没頭するってのはまだ理解できるけどな。
こうやって食いっぱぐれのない人から順番に、役所のあほさ加減をあげつらって、国民で嘲笑しあって、少しはまともになってもらうよう圧力をかけることはいいことだよ。
まぶいーちー |
2009年08月09日 21:36
・上司(課長)より先には帰れない
・会議で自分の意見を言ってはいけない
・役所の課長は大企業の社長と同じくらい偉い
・課の実験はノンキャリアの総括補佐が握っている
・勤務時間のほとんどが内部調整と決済に費やされる
・提案が気に入らないと「てにをは」攻撃で潰す
・本省の支持は絶対。反論は不可
・「人と違ったことをしないこと」「上司に嫌われないこと」が第一
・「国民に目を向ける必要はない。内部のボロを出さないことが一番」
・まともな人間は外される、辞める、病む。
・局長に直談判すると人事課長から呼び出され左遷
・ノンキャリアはゴミ扱い
・セクハラ、パワハラは日常茶飯事
・海外出張は遊び
・英語ができない国際課
・国際機関への出向は休暇代わり
秀逸すぎるフリップで糞笑った。あと、
「その人間の幸せとか尊厳とかそういうものってのはどういうものなんだろうってのは疑問になりますよね。つまりこういう組織に適応している方々が国民の幸いを望むってことは、認知的不協和ではないでしょうか。(自分がこれで我慢しているのに国民には幸せになって欲しいというのは)どういうことでしょうね?」
という宮台氏のコメントも秀逸だったなーw
匿名 |
2009年08月09日 21:18
木村氏のブレない行動をどこかの首相に見習って欲しかったな。
“上司より先に帰れない”などの問題点が紹介されたが、民間企業も似たようなもの。こんな問題が本当にあるのかと疑問を持つ日本人はほとんどいないだろう。官民問わず、こういう構造で運営されている組織が日本のスタンダードだ。問題は組織の構造よりヤル気の不在だろう。そして年齢を重ねるほどヤル気を与えるのは難しい。プライドがあるからだ。
日本人による世界のための政治は選挙後も当分世界の足を引っ張るだろう。
35歳 無職 |
2009年08月09日 20:53
裁判員裁判は、検察の証明に1点も疑う余地がないかどうかチェックするという、刑事裁判の原則(ですよね)で行われたのでしょうか。本編で、エビデンスを気にしない国民性が指摘されていました。裁判員だけは例外、というわけには行かないですよね。やっぱり決め手は「空気」だったのでしょうか。
ところで豚フルの水際作戦って、北朝鮮からの飛翔体騒動と似ていますね。現場の担当者とか専門家は、展開中の大作戦が意味ナシと分かっている。TVは劇場になる。政府は危機管理体制の欠陥を露呈する。丸激の視聴者にとっては、時事問題を入り口にして専門家の話を聞くよい機会に(笑)
来たる総選挙では、ぜひ政権交代させて、豚フル再襲来時の厚労省の対応の変化を見たいですね。
かんぽ |
2009年08月09日 18:59
第二部のはじめに「木村盛世のみた霞ヶ関」というのが紹介されていました。官僚はとにかく自己保身に走っているという話もあったと思います。
厚生労働省傘下の試験研究機関に勤めている友人から聞いた話ですが、そこでは公務員の無駄遣いなどのバッシング対策のためか、すべての購入品について二社以上の業者から見積もりを取って購入するようにしているそうです。表面上は。
ところが、本当は見積もりなどほとんど取らず(たしかに数千円のものの見積もりをいちいち取るのは大変でしょう)、物品を購入して業者が請求書を持ってくるとき、一緒に見積書と、さらにすごい事に他社の相見積書もってくるようになっているそうです。さすがそこまでして体裁整える必要はないだろうと思いましたが、一種の執念でしょうか。やはり、彼女はさざなみたてないように知らないふりしているといっていました。
ただ見積もりと、相見積もりもってっくる業者の方はカルテルかなんかで公正取引委員会にしょっぴかれないものなんでしょうかねえ。
更生労働省 |
2009年08月09日 14:06
木村先生の気合・情熱に感動しました。
最近大学の公衆衛生の教授から医系技官にならないかと進められているので、将来的には技官を検討してみようかとも思うようになりました。
今後のご活躍にご期待申し上げます。
田舎の医学生 |
2009年08月09日 13:46
涙出るくらい笑いながら本編見ました。
木村さん、がんばっていただきたいと思いますが、こういう鋭い女性に論破された上司や同僚は相当気分を悪くしたのではと想像したりもしながら見ました。
それで煙たがれて左遷、受けのよいパフォーマンスをする人は大臣、ということだとすると、木村さんを応援すると同時に周囲の科学に忠実に、あるいは本来何をすべきだと思っていたかの志に重きを置ける強さをみんなで身につけなければとも思いました。
fs |
2009年08月09日 13:05
今回は特に秀逸な内容でした。たくさんの課題を浮き彫りにしてくれました。
NPOに関して2つ課題が。NPOへの寄付も含めて「納税した」という認識にしていただかないと、NPOにお金がまわった結果、国や地方の歳入が減り、増税されてしまえば、国民は税金を2倍とられることになります。行政をスリム化すると同時に税制を変えてほしいです。
それと、NPOの許認可権が行政側にしかありませんが、それだと、そもそもオンブズマン的性格のNPOは許可されにくいし、どんな活動をするにせよ「自分たちの歳入を脅かす組織」をつくろうとは思わないはずです。さまざまな嫌がらせもするでしょう(競争相手なんですから)。それを議員が認可すればつくれるように変えてほしいです。そして、議員を通じて行政からの嫌がらせを告発できる体制にもしてほしいです。
また、行政(議員も含む)のスリム化・効率化・人的質の向上はどんどん進めてほしいです。そもそも「国」「出先機関」「都道府県」「市区町村」の4層もいらないし、それぞれの組織の上のほうの人はとにかく働かない。ムダな人件費だと思います。この話をしだすと、とかく経済学でいう「小さな政府」「大きな政府」の議論になりがちですが、それもナンセンスで、僕たちがめざしているのは、行政の守備範囲は変えずに縦に高くない「薄い政府」だと思います。行政単位の見直しとそれぞれのポスト削減をめざしてほしいと思います。
木村氏は「プラトーン」のエリアスみたいな人ですね。家父長的で権力の誇示ができる(ハラスメントができる)組織の維持をもくろむバーンズに殺されないことを心よりお祈りいたします。
ウマ |
2009年08月09日 09:33
田原氏の件について。例えば名誉毀損を理由とする民事訴訟で情報提供者に対するインカメラ審理を採用できないものでしょうか。
はん |
2009年08月09日 07:50
「平和主義」を教えているバカサヨクって民主党を支持している某教職員組合だよね。政権交代が起こったとしたら悪い方向に進むと思うんだけど、宮台氏は何を考えてるんだろう。政界再編でも期待してるんだろうか。
ほにゃ |
2009年08月09日 06:19
沈思黙考 |
2009年08月09日 06:09
木村さんは義侠心に溢れている。
最後に言ってた「信頼が人を動かす」という旨は小幡績さんの言ってた信頼や社会をベースにした金融システムを思い出しました。
赤い牙 |
2009年08月09日 02:55
これだけ気持ちのいい官僚がいるとは・・・。
民主党政権での活躍を願います。
witness |
2009年08月09日 02:25
フィリップの箇条書きでイメージされる組織に木村さんみたいな人がいるってこと自体が奇跡のようなことに思えます。
霞ヶ関が変わって風通しが良くなれば日本のあらゆる組織も少しはまともになるのでしょうか……
いや、個人のレベルでまともにしていこうと思うところからまずは始めないといけないってことですね。
うーむ……
z-si |
2009年08月09日 02:03
爽やかな会でした。私も霞が関に席を置いて取材していた時に、官僚システムがどうやって人間をスポイルするか、垣間見てきました。
役人の言う「省益」「局益」とは、要するに天下り先の開拓です。その目的のために特別会計や法律や補助金が存在します。すべての構成員は、これを増やすために強制的に最適化されます。国民の幸せは二の次になります。
この状態にある役人にとって、民間や地方自治体は「食うためのエサ」となります。隣の省、隣の局と延々とエサ場の奪い合いをしています。
これはちょうど、帝国主義時代の列強の行動様式のミニチュアです。欧米列強にとってのアフリカやアジアが、霞が関の省庁にとっての民間や地方自治体に当たります。
第二次大戦を列強から見た場合、これは植民地ビジネスモデルを放棄するきっかけとなるものでした。今回の総選挙は、霞が関帝国主義を終わらせる「第二次世界大戦」のように、私には見えます。
欧米列強にとっての植民地の放棄は、霞が関で言えば天下りの禁止です。天下りを禁止すれば省益という概念が消え、権益争いをするそもそものインセンティブがなくなります。
大事なことは、植民地を失ったヨーロッパの人たちはそんなに不幸になっていないということです。むしろ精神的にも経済的にも豊かになったのではないでしょうか。
霞が関の役人も、今度の政権交代でむしろ幸せになると思います。木村さんが示したパネルのような世界でなくなる可能性が高いのではないでしょうか。今回の政権交代は役人叩きというより役人解放なのではないかと前向きにとらえています。
toyokawa |
2009年08月09日 00:20
あの検疫の現場にいて、今もその組織に属している人から発せされるその組織への言葉はやはり何よりも重いと感じました。もちろんそれができる彼女が強い信念を持った非常に稀な存在であることは確かですが。
今までも散々ここで語られてきたことではありますが、官僚が自己保身のためや、ずる賢い行動をしたとしても、それでも結果的には国民(あわよくば世界)のためになるようなシステムを構築し、メディアを含めた市民がそれが機能しているかチェックし、そのための政治になるように投票行動が行われるような社会にしていかなければと改めて感じました。
非常に強いメッセージと危機感を覚えた回でした。
Mr T |
2009年08月08日 23:59
木村さんみたいな人が居るということだけで、すげぇ嬉しくなるし、色々とやる気も出るってもんだ。
第三者的立場のゲストも良いけど、今回のような当事者的立場のゲストもどんどん増やして欲しい。改めてそう思った。
ニシ |
2009年08月08日 22:39
※以下、反省文です。
(頭、ふらふらなんで、手短に。)
まだNコメしか見てません。
でも、もし、私が想像する理由によって、今回神保さんがカメラマン・ジャケットを脱いでしまったとしたら、心苦しいです。そんなふうに勘違いさせてしまったことについて、申し訳ないと思います。ほんとに、ごめんなさい。
※『スタジオ内の、エアコンの調子も悪いのに(?)、猛暑でチョッキなんか着てらんねーだろが!』ってことなら、このネタハガキ?はぜーんぶ、ナシです。
私はジャーナリズムというものについて、ちゃんと勉強したことはありませんが、仮にギャグだったとしても、私のああいう物言い(物書き?)は、いけなかったんですね。よく分かりました。(ちなみに、私の名誉のため?に書いときますと、私、やーさんではありません。ただの、思いつき芸人ですよ。だから、思いついたときしか書けないし、それ以外に何をするでもありませんので。)
上記で、納得していただけなら、
また今まで通り、記者会見会場で、是非とも挙手による筋トレを継続していただけますよう、お願い申し上げます。(いやいや、ほんとに反省してますってば。すいませんでした。)
ばいちゃ。 |
2009年08月08日 22:20
|