2013年09月07日公開

田代元検事の告発状の受理が意味すること

ニュース・コメンタリー ニュース・コメンタリー

完全版視聴について

現在のページで完全版をご視聴いただけます
完全版視聴期間
(期限はありません)

ゲスト

健全な法治国家のために声をあげる市民の会代表

1962年大阪府生まれ。85年京都外国語大学イスパニア語学科卒業。ラテン歌手、作家、音楽コーディネータ。2009年より、健全な法治国家のために声をあげる市民の会代表。著書に『ラテンに学ぶ幸せな生き方』、共著に『キューバ音楽(増補新版)』、『リアルタイムメディアが動かす社会: 市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平』など。

概要

 田代政弘元検事の虚偽の報告書作成に対する市民団体の告発状が8月19日に裁判所に受理されたことは既にこの番組で報道済だが、告発した「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の八木啓代代表は、告発状が受理されたことで、検察は田代元検事による嘘の報告書の存在を認めたことになると指摘する。
 今回の告発は田代元検事が小沢一郎衆院議員の秘書で当時国会議員だった石川知裕を逮捕するために、石川氏の取調べで「自殺のおそれ」をうかがわせる言動がなかったのに、それがあるかのように記載した捜査報告書を作成して、不当に逮捕状を請求したというもの。
 八木氏によると、市民の会の告発状は「本件告発の趣旨に沿い、A氏の逮捕の直前の取調べ状況に関する捜査報告書の作成経緯を調査し、必要に応じて告発事実を補正した上で、本件告発を受理し、捜査に着手すべきである」という文言で締めくくられていたという。
 その告発状が受理されたことで、「嘘の捜査報告書が裁判所に提出された事実があることを、検察が認めたということになる」と八木氏は指摘する。
 八木氏は、検察はこれを不起訴にする可能性が高いが、市民の会としては、その場合は検察審査会に申し立てを行うことで、今回の一連の裁判でも大きな問題となった検察審査会のあり方についても、問題提起をしていく意向だという。
 司法の闇を正すべく重大な告発を行っている市民の会の八木啓代代表に、ジャーナリストの神保哲生が聞いた。

カテゴリー

ディスカッション

コメントの閲覧、投稿は会員限定の機能です

月額1100円で過去全ての放送を視聴。
月額550円で最新放送のみ視聴。

毎週の最新放送の視聴、会員限定放送の視聴、コメントの閲覧と入力が可能になります。>入会について