2014年10月24日
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美濃加茂市長贈収賄事件
藤井美濃加茂市長があらためて金銭の授受を否定

プレスクラブ

 浄水設備の設置をめぐり事前収賄罪などに問われている美濃加茂市の藤井浩人市長の公判が10月24日、名古屋地裁で開かれ、被告人質問で藤井氏自身が証言台に立った。
 藤井氏は現金の授受について「全くありません」と述べ、改めて起訴内容を全面否定した。
 藤井氏は市議会議員だった2013年、美濃加茂市の公立中学校のプールへの浄水設備設置をめぐり、名古屋市の浄水設備会社「水源」の中林正善社長から市役所幹部への働きかけの見返りに30万円の賄賂を受け取ったとして、市長在職のまま2014年6月に逮捕され、7月に起訴されていた。
 これまでの公判では中林氏が会食の席で藤井氏に現金を渡したと証言したていたが、会食に同席した第三者が、現金の授受はなかったと証言したため、現金を渡したとする中林氏と、それを否定する藤井氏の証言の信用性が、裁判の主要な争点となっていた。
 この日の公判では検察側が事件当時、学習塾を経営していた藤井氏に、当時の資金繰りや、中林氏とのメールのやりとりを厳しく追及した。これに対して藤井氏は、当時、資金繰りは苦しくなく、中林氏へのメールで「いつもすみません」と書いたことについても、単なる口癖であり、賄賂に対するお礼などではなかったと証言した。
 公判後、藤井被告と主任弁護人の郷原信郎弁護士らが、会見を行った。
 会見で藤井氏は「事実を話すことしかできないが、精一杯話せたと思う」と語った。
 郷原弁護士は「検察の証拠がいかに薄弱かがわかったのではないか」と語り、公判を通じて警察、検察の不適切な捜査のあり方を指摘していく意向を表明した。

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