人類は地球温暖化という21世紀最大の課題に対応する能力を失い始めているのか
ゲスト江守正多
東京大学未来ビジョン研究センター教授
東京大学未来ビジョン研究センター教授
個人情報保護法のマスコミ規制の側面が取りざたされているが、それは同法案の一面でしかない。個人情報保護法は、IT革命によってネットワークで結ばれた市民社会を支配し続けるために、統治権力にとっては不可欠なツール。権力が最も恐れるのは、世界中の市民がネットワークを通じて連帯すること。報道さえ除外されれば同法が無害になるなどと無邪気に考えないこと。