2014年4月21日
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遠隔操作ウイルス事件続報
雲取山山頂にUSBメモリを埋めたのは犯人なのか

プレスクラブ

 遠隔操作ウイルス事件は21日、第7回目の公判が開かれ、犯人が装着したとみられるSDカードを江ノ島の猫の首輪から回収した捜査官と、同じくUSBメモリーを雲取山の山頂で掘り出した捜査官がそれぞれ証言台に立った。
 2011年の1月5日に江の島の野良猫「グレー」の首輪からSDカードを発見した警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の中沢正貴氏は、犯人からのメールに書かれていた内容に沿って江ノ島を捜索した当時の状況を証言したが、自宅にあった使い古されたビニール袋にSDカードを保管していたことに対し、弁護側からDNA鑑定への影響を考えなかったのかと問われると、当時そこまでは考えていなかったと回答した。
 同じく犯人からのメールを受けて、2012年1月1日に雲取山山頂の三角点を捜索した警視庁刑事部捜査一課の古野智一氏は、1月に登頂した際には地面が硬く凍っていてほとんど掘ることができなかったなどと当時の状況を証言した。また、5月16日にふたたび山頂を捜索した際にUSBメモリがすぐに発見できたことについては、斜めに掘ったらすぐに見つかったなどと証言したが、なぜ5月の捜索では簡単に見つかったものが1月の捜索では見つからなかったかについては明確な説明は聞かれなかった。
 弁護側から、1月の捜索の後、懸賞金を目当てに多くの人が三角点付近を掘り返していたという証言があることから、犯人以外の何者かがUSBを埋めた可能性はあると思うかを問われると、古野氏は「わからない」と答えるにとどまった。
 公判後に片山祐輔氏と弁護団は記者会見し、佐藤博史弁護士は「(公判は)半ばをすぎたが、依然われわれにとって不都合なことは全く出てきていない」と語った。

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