2011年4月2日
  • 文字サイズ
  • 印刷

護岸壁だけに頼るのは危険
三村信男茨城大学教授に聞く

インタビューズ (2011年04月02日)

 東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市では、当初、防災無線が、予想される津波の規模を3メートルと伝えたと多くの住民が証言している。しかし実際には15メートルを超える津波が押し寄せ、結果的に多くの人が逃げ遅れた。
 海岸工学に詳しい三村信男茨城大学教授は、「3メートルはあり得ない。本当だとすれば重要な問題だ」と言う。また、津波の流れの性質などについて詳しい知見を披露し、被害を防ぐには護岸壁だけに頼るといった単発の対策は危険で、日ごろから避難訓練をし、防災無線が正確な情報を的確に発信し、素早く高台へ逃げることが大切だなどと語った。
 ジャーナリストの神保哲生のインタビューに答えた。

三村 信男みむら のぶお
(茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター教授)

1949年広島県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業。79年東京大学工学系研究科都市工学博士課程修了。東京大学工学部土木工学科助教授、カリフォルニア工科大学研究員などを経て、97年より現職。工学博士。共著に『サステイナビリティ学をつくる』、『地球環境ハンドブック』など。
安全保障関連法
沖縄米軍基地問題
スタッフ募集
  • 登録
  • 解除