人々の生活や自然を破壊する過度な再エネ開発は間違っている

弁護士
完全版視聴期間 |
(期限はありません) |
---|
直属の上司から性的暴力を受けたことを告発している現職の大阪地検の女性検事がビデオニュース・ドットコムの取材に応じた。
匿名、顔は出さないという条件でインタビューに応じた女性検事(仮名ひかりさん)は、2018年9月に当時大阪地検トップの検事正の地位にあった北川健太郎被告から、酩酊して抵抗ができない状態で性暴力を受けたことを告発し、この事件は今も大阪地裁で係争中だ。
ひかりさんの告発を受けて大阪高検は準強制性交の疑いで北川元検事正を逮捕。その後起訴された北川被告は、捜査段階と初公判で一旦は容疑を認めたがその後、否認に転じ争う姿勢を見せているという。
ひかりさんは北川被告から犯行を告発しないよう度々圧力をかけられたことを明らかにしている。また、一旦は北川被告から1,000万円の賠償金が支払われたが、事件と向き合わなければ前に進めないと決心したひかりさんは、告発の意思を固めたうえでその賠償金は全額返却したという。
直属の上司で地検のトップという社会正義を貫徹しなければならない立場にありながら、酩酊した部下の女性を官舎の自室に連れ込んで性暴力を振るい、しかもその後、繰り返し口止めや隠蔽を図ろうとした検事正の所業も許せないが、ひかりさんをさらに傷つけたのは、その後の地検の職員による二次加害とも呼ぶべき行為だった。
犯罪被害者に寄り添える存在になりたいと検察官の道を選んだひかりさんは、自分が愛する検察の職員がかつての上司による犯罪の隠蔽を手伝ったり、加害者側の言い分に沿ってひかりさんを中傷する虚偽の情報を広めていることを知り、強いショックを受けたという。
事件のことを突然思い出すなどフラッシュバックに苦しめられ、後にPTSDと診断され現在仕事を病気休職中だが、それでもいつかは仕事に復帰したいという希望を持っているとひかりさんは言う。しかし、同時に自浄能力を完全に失ったままの検察にはとても戻れないとも感じている。愛する検察を正し、自分が再び復帰できるような職場に変えるためにも、自身がメディアに出て、大阪地検で今何が起きているかを明らかにしていく決心をしたのだという。また、来週にも東京都内で記者会見を予定しているという。
ひかりさんに刑事裁判の現状と事件に対する現在の思い、今後の計画などをジャーナリストの神保哲生が聞いた。