2014年10月10日
2014年10月10日
  • 文字サイズ
  • 印刷

私戦予備・陰謀罪は秘密保護法の予行練習
公安警察に詳しい清水勉弁護士に聞く

清水勉氏(弁護士)
インタビューズ

 「イスラム国」に戦闘員として加わろうとしたとして北海道大の男子学生が、「私戦予備・陰謀罪」違反の疑いで警視庁公安部から家宅捜索や事情聴取を受けた事件について、公安警察の活動に詳しい清水勉弁護士は10月10日、「これは12月に施行される秘密保護法の予行練習と見るべき」との認識を示した。
 清水氏は、本来刑法の私戦予備・陰謀罪は他国との組織的な戦闘の準備などを想定したもので、これを単にイスラム国の戦闘に参加しようと計画していた一人の大学生に適用するのは明らかな拡大解釈であると指摘。捜査を担当しているのが公安警察であることから、被疑者を逮捕、起訴するのではなく、「情報を収集する目的でやっているのだろう」と語った。
 清水氏はまた、今回の捜査がテロリストグループへの参加準備を理由としている点に着目。12月に秘密保護法が施行されれば、公安警察は「テロ関連で秘密保護法違反の疑いがある」とさえ主張すれば、その秘密が何かを明かすことなく、根こそぎ関連の証拠を持って行くことが可能になるが、今回は法の施行前だったため、、誰も聞いたことがない「私戦予備・陰謀罪」を引っ張り出してきて、秘密保護法違反捜査の予行演習をしたかったのではないかと語った。
 この事件では北大生の他、北大生をイスラム国に紹介したとして、イスラム学者の中田考同志社大学教授と、イスラム圏の取材経験が豊富なジャーナリストの常岡浩介さんの自宅も家宅捜索を受けている。
 清水氏は、特にジャーナリストの常岡氏のパソコンなどを押収していることから、「常岡氏はジャーナリストとしてイスラム圏に広い人脈を持つ。本当の狙いはそれだったのではないか」との見方を示した。
 清水氏は現在、特定秘密保護法の運用基準を検討するために今年1月に発足した政府の情報保全諮問会議の委員を務める。また 日弁連の秘密保全法制対策本部の事務局長として、秘密保護法の問題点を指摘してきた。
 清水氏にジャーナリストの神保哲生が聞いた。

番組の種類について

現在放送中の番組です。ログイン前は10分程度のダイジェスト版を視聴いただけます。会員登録しログインすることで下記「放送中完全版」の表示に切り替わります。

現在放送中の番組です。1時間から2時間程度の全編を視聴いただけます。
一定期間(3ヶ月程度)経過した番組は放送終了となります。

視聴期間が終了した番組です。10分程度のダイジェスト版を視聴いただけます。
全編をご覧いただくためには、番組が収録されたDVDの購入をいただくことで視聴いただけます。

視聴期間に制限が無く常に全編を視聴いただける無料番組です。

単品購入可

会員・非会員に関わらず、番組単品を300円で購入することで視聴いただけます。

会員用番組を見るには

ビデオニュース・ドットコムの番組をご視聴になるためには、会員登録の上、会費(月額500円+消費税(2014年4月より40円))のお支払いが必要となります。

番組を検索する

  • 登録
  • 解除