旧ジャニーズ性被害当事者が会見
プレスクラブ
ゲスト志賀泰伸
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日銀の植田和男総裁は3月19日、金融政策決定会合後に会見を行い、マイナス金利を解除し政策金利を引き上げることを発表した。民間の銀行が日銀に預けるお金の一部に適用されてきた-0.1%の金利が今回、+0.1%に引き上げられる。3月21日から適用され、黒田東彦総裁が2016年に始めたマイナス金利は終了する。
植田総裁は「賃金と物価の好循環を確認した」、「2%の物価安定の目標が持続的、安定的に実現していくことが見通せる状況に至った」とこのタイミングでマイナス金利を解除する理由を説明した。
日銀はまた、マイナス金利の解除に加え、長期金利や短期政策金利を低く抑えるために国債を買い入れるイールドカーブコントロール(長短金利操作)の撤廃と、金融市場に大量の資金を供給するためのETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)の買い入れの停止も決定した。黒田総裁が2013年に始めた「異次元の金融緩和」を11年間続けてきた日本の金融政策が、大きく転換することになる。
植田総裁はこれまでの大規模緩和について「異次元の緩和は、一応、役割を果たしたと考えている」とした上で、過去に買った国債残高が大量に残っていることに触れ、「異次元緩和の遺産のようなものは当面残り続ける」とも述べた。