2022年08月11日公開

統一教会の会長は司会者の制止を振り切り教団側の主張を話し続けた

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概要

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の幹部らが2022年8月10日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で会見を行った。

 会見に出席したのは田中富広会長と山田達也法務局長の2人。

 幹部らは冒頭で、「(安倍元首相銃撃の)犯人とされる容疑者が家庭連合への恨みを動機にして行動に出たという報道に触れ、心重く受け止めている。社会のみなさまを様々にお騒がせしていることをお詫びする」と述べて立ち上がり、深く頭を下げた。

 しかし、田中会長は続けて「全国の教会に『殺すぞ』という脅しや脅迫電話が来ている」と語り、メディアによって信者や教団が不当な迫害を受けていると主張するなど、被害者としての立場を一方的に強調した。さらに「霊感商法を過去にも現在にも当法人が行ったことはない」とした上で、2009年以降は裁判件数も大幅に減っていると主張するなど、非のない統一教会が不当に社会から指弾されているとの考えを繰り返し主張した。

 会見冒頭で深々と頭を下げておきながら、その後は司会者の制止を無視してまで延々と自己正当化の声明を読み上げ続ける田中会長に対し、外国人記者から「冒頭の謝罪は何の謝罪だったのか」との質問が投げかけられると、田中氏は、「世間を騒がせたことに対する謝罪だ」と答え、自分たちの非を認めた上での謝罪ではなかったことを明確に示した。

 その他、教団と政治との関係や、日本からの韓国への送金などについての質問があがったが、教団側からは明確な回答はなかった。

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