2001年6月8日
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問題のあることが問題にされない国

マル激トーク・オン・ディマンド 第14回

メディア問題の続編。なぜ日本のメディアは、重要な問題を問題とせずに、どうでもいいことを延々と報じるのか。
田中真紀子外相のちょっとした発言がメディアで大問題となる。そうかと思えば、池田小事件では、本来真剣に議論すべき精神障害者へのケアについては、ほとんど問題にならない。
ニュースが表層的なネタに依存し、本当の問題と真剣に向き合うことを拒否している今日、メディアに対する風あたりが日に日に強くなっている。メディアへの不信感が高まれば、継続審議中の個人情報保護法案や青少年有害社会環境対策基本法案がメディア規制の条項を含んでいても、社会はむしろそれを歓迎する方向に流れる。国家権力側にメディア介入の格好の理由を与えてしまうのだ。
マスメディアが機能しない今日、日本で重要な問題を問題として認識するために、われわれは何をしなければならないかを考えた。

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