安楽死を選ぶ自由の前で人間の尊厳は守られるのか

ゲスト島薗進
東京大学名誉教授・宗教学者
東京大学名誉教授・宗教学者


来日したアメリカのパウエル国務長官は、新たな国連決議が無くとも対イラク攻撃を行う用意があることを示した。しかし、そもそもこの攻撃は国際法上正当化できるものなのだろうか。国連を無力化しかねないアメリカの単独行動主義が21世紀の国際社会に与える影響を考えた。