被害者意識の強いイスラエルが国際社会を信用できるようにならない限りパレスチナへの攻撃は続く

ゲスト鶴見太郎
東京大学教養学部准教授
東京大学教養学部准教授


2001年6月に起きた附属池田小殺人事件を受け、メディアの感情的な報道は加熱している。メディアを相手取り約500件もの名誉棄損訴訟を起こしている三浦和義氏は、自身が報道被害者となった84年のロス疑惑報道の時から、メディアの体質は変わっていないという。
近年訴訟によりメディアが負けることが増えているが、報道被害を受けた人の苦悩と比べれば大手メディアにとってのダメージは微々たる物だ。名誉棄損で負けたメディアを社会が必ずしも批判しない風潮も気になる。
メディアに自浄能力は存在しないのか。報道被害者の走りとも言うべき三浦氏とともに考えた。