相次ぐ日本企業の不祥事の根底にある「黒い空気」の正体

ゲスト菊澤研宗
慶應義塾大学名誉教授
慶應義塾大学名誉教授


道路公団の藤井総裁の解任劇は、総裁側のまさかの猛反撃に遭い 手続きの正当性すら揺らぎ始めている。この騒動で道路問題の本 質が見え難くなったとの批判もあるが、果たしてこれは単なる手 続き論の問題なのだろうか。世論を弄ぶ小泉政権の政治的演出の 底の浅さに国民が気づき始めたことを示しているのではないか。 一貫して総裁の人権擁護を訴えてきた代理人の小長井良浩弁護士 をゲストに、この問題の本質と総裁の次の一手を聞いた。