電力供給の8割を再エネで賄うことは可能だ
自然エネルギー財団シニアマネージャー
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1971年鹿児島県生まれ。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程(都市工学専攻)を修了。博士(工学)。同年国立環境研究所入所。社会環境システム研究センター 環境都市システム研究室室長などを経て18年より現職。専門は気候変動の影響と適応。著書に『気候変動への「適応」を考える』。IPCC第五次評価報告書及び1.5℃特別報告書のオーサー(執筆者) 。
ビデオニュース・ドットコムが今月から新たにお送りするもう一つの新番組『セーブアース』。この番組は30年に渡り地球環境問題を取材してきたジャーナリストの井田徹治が、地球温暖化や気候変動、生物多様性、食料危機など人類が直面する様々な環境危機と、環境破壊が原因で発生している諸問題について、その分野の専門家らと現状を深く掘り下げた上で、これらの問題にわれわれはいかに対応していくべきかを、視聴者とともに考えていこうという番組です。
第一回目の今回は、今日人類が直面する最大にして最も危機的な環境問題である地球温暖化・気候変動をめぐり、その影響と適応分野の一人者の肱岡靖明・国立環境研究所気候変動適応センター副センター長と、長らく危機が叫ばれながら対応が後手後手に回り続けてきた結果、地球の気候変動が現在どこまで進んだ状態にあり、気温上昇を国連のIPCCが目標とする1.5℃度以内に抑えるために、われわれが何をしなければならないかなどを、国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次評価報告書の内容をもとに考えた。また、仮に人類が気温上昇を1.5℃以内に抑えられなかった場合、あるいは仮に抑えられたとしても、その過程で地球にどれほどの頻度で異常気象が発生し、結果として世界各地で異常気象に起因するどのような災害が予想されるのかなども議論した。