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2025年03月07日公開

「エシカル」な消費とは何かを考える

セーブアース セーブアース (第30回)

完全版視聴について

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完全版視聴期間 2025年06月07日23時59分
(あと76日16時間55分)

ゲスト

1976年アメリカ・ニューヨーク生まれ。99年慶應義塾大学総合政策学部卒業。フリーアナウンサーを経て2015年一般社団法人エシカル協会を設立し代表理事に就任。著書に『エシカル革命 新しい幸せのものさしをたずさえて』、『はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた』など。

著書

概要

 第30回のセーブアースは「エシックス(倫理)」と「消費」に焦点を当てた。

 私たちが日々利用しているパソコンには、熱帯林を伐採して採掘されたレアメタルが使われているかもしれないし、スポーツ用品は途上国で児童労働によって生産されたものかもしれない。われわれの消費活動が地球環境や社会、地域に与える影響を考える上でカギとなる言葉が「エシカル」だ。エシカル消費とは人や社会、地域や地球環境に配慮した消費を意味する。

 エシカル消費は食品を陳列棚の最前列から取ってゆく「手前どり」から再生可能エネルギーの利用まで、様々な実践方法がある。どんな形でも自分の身の回りのことから実践してゆくことが大切だとエシカル協会の末吉里花代表理事は語る。フェアトレードマークの付いたコーヒーと付いていないコーヒーが並んでいたら、フェアトレードマークの付いたコーヒーを買ったり、会社の来客用のコーヒーをフェアトレードのものに変えるのも、立派なエシカル消費になる。

 また「消費」の概念を、購入時だけでなくその商品を手放すところまで拡張して考えることも重要だ。例えば、物を修理を重ねながら使い続けることや、物を手放すときは捨てるのではなくリサイクルショップに売ることなども、立派なエシカル消費だ。それは安価な物を買って安易に買い替えるという大量消費大量廃棄と比べて環境負荷が低いだけではなく、消費者である私たちにとって経済的でもある。

 エシカル消費の意味やその実践例などについて、末吉里花氏と環境ジャーナリストの井田徹治、キャスターの新井麻希が議論した。

ディスカッション

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