2022年10月25日公開

国会が人権問題を議論しないでどうする

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ゲスト

1964年東京都生まれ。87年国学院大学法学部卒業。2010年新潟医療福祉大学医療福祉学研究科博士後期課程修了。博士(保健学)。第一勧業銀行、精神科病院勤務を経て07年新潟医療福祉大学医療技術学部講師。11年より現職。著書に『精神科医療の隔離・身体拘束』、共著に『病棟から出て地域で暮らしたい―精神科の「社会的入院」問題を検証する』、編著に『変われるのか?病院、地域―精神保健福祉法改正を受けて』など。

著書

司会

概要

 10月20日の参議院予算委員会で画期的なできごとがあった。重度障害のあるれいわ新選組の天畠大輔議員が、発話ができないため五十音表から文字を編み出す「あ・か・さ・た・な話法」と代読で質疑を行ったのだ。多くの人がこれまで見たこともない形でのやりとりは、障害者権利条約の重要なポイントである「合理的配慮」が実際にどうあるべきかを考える大きな転機を提供する場となった。

 その質疑のなかで、国連の障害者権利委員会が「精神障害者の強制入院による自由のはく奪を認めるすべての法的規制を廃止すること」と勧告したことを天畠議員が指摘し、マル激でもとりあげた精神科病院における身体拘束の問題について杏林大学保健学部教授の長谷川利夫氏が参考人として意見を述べた。国連からパターナリスティック(温情主義的)だと批判される日本の障害者政策の中でも、長谷川氏はとりわけ精神医療は人権の観点から課題が大きいと語る。

 ジャーナリストの迫田朋子が長谷川氏に聞いた。

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