2023年04月15日公開

元ジャニーズ所属のミュージシャンが外国特派員協会でジャニー喜多川氏の性加害を告発

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概要

 かつてジャニーズ事務所に所属していたミュージシャンの岡本カウアン氏が2023年4月12日、日本外国特派員協会で会見し、当時事務所社長だったジャニー喜多川氏(2019年7月9日死去)から受けた性的被害の実態を告発した。

 岡本氏は日本の主要メディアがこの問題を報道するのは難しいと考え、海外メディアが多く参加する外国特派員協会を会見の場に選んだという。岡本氏はまた、自らをタレントとして引き上げてくれた喜多川氏には感謝しているとしながらも、15歳だった自分に性行為を行ったことは悪いことだったと考えていることなどを、今回告発に踏み切った理由としてあげた。

 岡本氏は2012年のジャニーズ事務所入所以来、2016年に退所するまでの間、喜多川氏から合わせて15~20回ほどの性被害にあったという。また行為が行われた喜多川氏のマンションには一度に20人ほどの所属タレントが寝泊まりすることがあり、そのほとんどは性被害にあっていると思うと岡本氏は語った。その数は岡本氏が知る限りでも優に200人を超えるという。

 多くの未成年の少年が喜多川氏から受ける性被害を我慢している状況について岡本氏は、この問題をメディアが報じてこなかったので、自分や家族は性被害を受けることを知らずに入所したことや、ジャニーズ事務所内では喜多川氏に気に入られなければ売れないという認識が共有されていることなどを指摘した。

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