日本は次の感染症への備えはできているか

弁護士


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改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が3月14日に施行されたことを受けて、安倍晋三首相は同日、首相官邸で会見を行った。
安倍首相は感染者数の増加が抑えられている現状は緊急事態ではないとの認識を示した上で、国民の命と健康を守るためには必要であれば緊急事態宣言を実行する用意があると語った。
また、緊急事態が宣言されれば国民の私権が大きく制約されるうえ、国会答弁などで政府の民放テレビ局の放送内容への介入までが可能になるとの認識が示されたことについて質問を受けた首相は、民放に強制的に介入することはないと明言した。
司会の長谷川栄一内閣広報官が記者から多くの質問の手が上がるのを後目に会見を打ち切ろうとしたところ、内閣記者会に加盟する記者以外の記者たちが座る席から「まだ質問がある」「打ち切るな」など怒号のような抗議の声があがり、その後、記者会見は20分以上延長された。
そこまでは質問に対する答えも手元のメモを読みながら淀みなく答えていた総理だったが、延長戦に入ってからは事前に質問の取りまとめが行われていなかったと見えて、メモを見ながらの受け答えは影を潜めた。しかし、その分、首相からは自由質問に対する中身のある回答はほとんど返ってこなかった。
ビデオニュース・ドットコムでは安倍首相の会見の映像をノーカットで放送中。