日本がオウム真理教の暴走を止められなかった原因をあらためて考える

ゲスト中村裕二
弁護士・地下鉄サリン事件被害対策弁護団事務局長
弁護士・地下鉄サリン事件被害対策弁護団事務局長


アメリカで狂牛病(BSE)感染牛が見つかり、日本ではアメリカ産牛肉の輸入がストップしている。日本政府は国内並の安全基準を確保するためには「全頭検査」が不可欠と主張しているのに対し、アメリカはこれを「非科学的」として難色を示している。全頭検査以外の方法で牛肉の安全を担保することは可能なのか。逆に、全頭検査は100%安全を保証するものなのか。アメリカが主張するように、現在の日本の安全基準は過剰なのか。著書『狂牛病』の著者で農政ジャーナリストの中村靖彦さんとともに、食の安全と日本の食卓のこれからのあり方を考えた。