日本がオウム真理教の暴走を止められなかった原因をあらためて考える

ゲスト中村裕二
弁護士・地下鉄サリン事件被害対策弁護団事務局長
弁護士・地下鉄サリン事件被害対策弁護団事務局長


構造改革が進まない最大の理由として、神保氏はメディアとマフィア勢力の2つをあげ、「マフィアが既得権益と結託して、入り口を見張っている。最初に手を出した者には厳しい制裁が下るため、誰も手を出さない。不良債権が減らない理由もそこにある」と指摘。これに対して宮台氏は、「ガラス張りにできないところには必ずマフィアが巣食う。しかし、今の日本はガラス張りにされると困る人ばかり。気が付いたら日本中が不良債権の一部になっている。マスコミの責任も重い」として、自らの立ち位置に対する客観的な評価の必要性を訴えた。