不条理だらけの世界を当たり前としない生き方のすすめ
マル激 (第1234回)
匿名メディアの代表『2ちゃんねる』は、ネット社会の光と影。いかに光を摘まないようにしながら、影を最小化できるかが課題だったが、今週東京地裁は、匿名メディアの存続自体を困難にする判決を下してしまった。「統治権力が匿名メディアの脅威に気づき始めた今、いずれ匿名メディアは消えてなくなる方向」と匿名メディアの将来性に悲観的な宮台氏。「玉石混交の2ちゃんねるで情報を求める人が増えている理由は、既存のジャーナリズムが『玉』を提供しないからだ。」と既存メディア責任論を展開する神保氏。ネットワーク社会の根幹を揺るがす2ちゃんねる裁判の意味を考える。