防災立国の実現には調整機能を担う人材の育成と市民の力が不可欠
マル激 (第1241回)
ゲスト立木茂雄
同志社大学社会学部教授
同志社大学社会学部教授
首相は、アメリカが国連決議無しでイラク攻撃に踏み切った場合の日本の対応として、「その時の空気を見て決める」と言い放った。最近判決が相次いだロス疑惑やリクルート事件などでも、その時々の「空気」が支配的な役割を演じている。しかし、この「空気」に振り回される国民性は、歴史の教訓が蓄積されない上に、いざという時に歯止めがかからないという、大変な危険をはらんでいるのではないだろうか。