バイデン新政権の真の課題は単なる脱トランプではない

ゲスト会田弘継
関西大学客員教授・ジャーナリスト
関西大学客員教授・ジャーナリスト

完全版視聴期間 | 終了しました |
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公開日 | 2004年02月06日 |
イラク攻撃の最大の大義とされた大量破壊兵器問題が、どうも見つかりそうもない。アメリカでは大量破壊兵器捜索の責任者だったケイ博士が、大量破壊兵器はないと断言し、職を辞してしまった。一方イギリスでも、先週この問題をめぐる報道でBBCが苦境に陥ったばかりだが、今週は早くも火の粉がブレア政権に飛び火している。もし、戦争の大義が真っ赤な嘘だったとすると、ブッシュ政権があそこまでイラク攻撃にこだわった真の理由はどこにあったのか。単なる石油利権をめぐるショーだったのか、あるいはもっと別の意図が働いていたのか。国会が自衛隊派遣を正式に承認しようという今、あらためてイラク戦争の大義を徹底検証した。