2004年11月5日
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ブッシュ再選でどうなる米軍再編と日本の安全保障

小川和久氏 (軍事アナリスト)
マル激トーク・オン・ディマンド 第189回

 ブッシュ再選で、米軍再編(トランスフォメーション)が本格化する。冷戦後やテロの新しい脅威に対応するための米軍再編は、陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間への移転も含め、日米安保体制、ひいては日本の憲法にも大きな影響を与える。
 軍事アナリストの小川和久氏は、米軍が再編されても、米軍の世界支配には日本の技術力と資金力が不可欠なため、アメリカにとっての日本の安全保障上の重要性は変わらないと説く。日本の支援が無くなれば、アメリカ軍はハワイからケープタウンにいたる現在の行動範囲の8割を失うことになり、もはやアメリカは世界のリーダーでいられなくなるというのだ。
 しかし、日本政府が司令部のキャンプ座間への移転をめぐる制約として持ち出した「極東条項」の解釈や「巻き込まれ論」は、日米間の認識ギャップ、とりわけ日本政府の防衛知識の薄さを露呈しており、理念的なすり合わせすら出来てない現状は深刻だと小川氏は指摘する。
 第二期ブッシュ政権下で、日米安全保障体制はどう変わるのか。日本が早急に取り組むべき防衛上の課題とは何か、小川氏とともに考えた。
 他、神保氏のアメリカ大統領選報告など。

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