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菅直人と小沢一郎に見る内閣総理大臣の資質とは

マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第490回)

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公開日 2010年09月04日

ゲスト

ジャーナリスト

1944年東京都生まれ。68年早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。通信社、広告会社勤務などを経て、75年フリーに。80年(株)インサイダーを設立、代表兼編集長。94年(株)ウェブキャスターを設立、インターネットによるオンライン週刊誌『東京万華鏡』の編集・執筆。現在、早稲田大学、サイバー大学、京都造形芸術大学で客員教授を兼任。著書に『滅びゆくアメリカ帝国』、監修に『知らなきゃヤバイ!民主党−新経済戦略の光と影』など。

著書

概要

 「挙党態勢」から一転、民主党代表選挙に小沢一郎前幹事長が出馬、菅直人首相との一騎打ちとなった。私党民主党内のコップの中の嵐とはいえ、事実上次の総理を決めるこの対決を、われわれはどう受け止めればいいのか。
 96年の旧民主党立ち上げに尽力し、それ以降も民主党と深い関わりを持つジャーナリストの高野孟氏は、今回の代表選で相まみえる両者の間には政策上「原理の違いではなく戦術の違い」しか存在しないため、政策論争にはならないだろうと言う。ならばこの選挙で問われているものは何か。
 高野氏はこの選挙で問われているものは、政治文化の違いではないかと言う。小沢氏は理念を語れる数少ない政治家であり、「何かを実現してくれそうな期待感」を抱かせるが、それでも小沢氏の政治手法には田中角栄元首相譲りの「政治を動かすのは金と人事」という政治文化が根付いていて、それはそう簡単に変わるものではないだろうと言う。それ故に、小沢氏の目標は、理想を実現するために権力を獲得するのではなく、権力を取ること自体に目的があるのではないかとの疑念がつきまとうと高野氏は言う。
 一方の菅氏は、市民運動出身でクリーンな政治の体現者と見られがちだが、菅氏を良く知る高野氏は、言葉が軽く理論の裏付けのない発言が多いと菅氏を辛口に評価する。また、市民運動出身という肩書とは裏腹に、市民的な政策には必ずしも熱心ではない面があるとも指摘する。
 結局最終的には理念を語れる剛腕政治家ながら、独断専行で政治手法にも疑問が残る「ハイリスク・ハイリターン」の小沢氏に一度日本を託してみたいと思えるかどうかが分かれ目になるという高野氏とともに、小沢一郎、菅直人の両氏が体現している総理大臣の資質とは何かを議論した。

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