フジテレビ問題が露わにした放送という利権産業の堕落と終焉

ゲスト砂川浩慶
立教大学社会学部教授
立教大学社会学部教授


マル激トーク・オン・ディマンド第2回は、宮台氏が以前から精力的に反対活動をしている青少年社会環境対策基本法について考えた。この法案はメディアの暴力表現やから青少年を守ることを目的としているが、暴力表現を規制しようとするあまりに、報道機関の表現の自由が脅かされる可能性がある。宮台氏は、メディアがあたかも少年犯罪が増えていると思わせるような過剰な報道をしたために規制の対象になったのだと述べた。また国会での議論が、メディアの暴力的な表現によって子供が暴力的になるという間違った前提のもとで議論が進められている状況にも警鐘を鳴らした。