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2013年10月12日公開

小沢一郎に次の一手はあるか

マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第652回)

完全版視聴について

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完全版視聴期間 2020年01月01日00時00分
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ゲスト

衆議院議員・生活の党代表

1942年東京都生まれ。67年慶応大学経済学部卒業。69年日本大学大学院法学研究科中退。同年衆院初当選。自治大臣、官房副長官、自民党幹事長、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党代表、国民の生活が第一代表などを経て2013年1月より現職。著書に『日本改造計画』、『小沢主義 - オザワイズム』など。共著に『日米関係を読む』など。

概要

 10月15日から始まる臨時国会で、秋の政治シーズンが幕を開ける。来春の消費税増税や福島第一原発の汚染水問題への対応はもとより、日本版NSC(国家安全保障会議)の設置法や特定秘密保護法案の審議、そして集団的自衛権の行使を可能にする解釈改憲等々、日本の将来を左右すると言っても過言ではない重大な案件が目白押しだ。しかし、先の参院選で大敗を喫した民主党を筆頭に野党は精彩を欠き、今ひとつ盛り上がりが感じられないのも否めない。

 過去20年あまり、良きにつけ悪しきにつけ、常に日本の政治を動かしてきた小沢一郎氏は、現在のこの政治状況をどう見ているのだろうか。

 ある時は自民党幹事長として欲しいままの権勢を誇り、またある時は連立与党を率いて自民党を権力の座から引きずり下ろした。さらには、ねじれ国会の下で自民党の連立パートナーとして政権を翻弄したかと思えば民主党に転じ、同党による戦後初の本格的政権交代の立役者となるなど、この四半世紀、日本の政治の表舞台には常に小沢氏がいた。

 その小沢氏が今、政治家人生最大の試練を迎えている。

 首相就任を目前に秘書が逮捕され、党首降板を余儀なくされた。その上、自身も不透明な検察審査会の議決によって強制起訴を受け、一時的とはいえ刑事被告人の立場に甘んじることとなった。その間、民主党の政権運営は混乱を極め、党は小沢氏を守るどころかその排除に廻った。結果的に小沢氏は同志とともに党を割る道を選ぶ。そうして迎えた2つの国政選挙で、小沢氏は同志の大半を失い、今や僅か9人の議員のみを抱える小政党の党首の座に甘んじている身だ。

 その間、小沢氏が見切りをつけた自民党は確実に議席を増やし、今や自公政権は捻れを解消して、衆参両院の過半数を制するまでに党勢を回復している。

 小沢氏が暴れ回ったこの20年はいったい何だったのか。そして、果たして小沢氏に次の一手はあるのか。

 今回がマル激初登場となる小沢氏は、将来について驚くほどに楽観的な見方を示した。09年の総選挙で自分たちの投票によって政権交代を成し遂げた経験を一度味わった日本の有権者たちは、現政権に満足できなければ、必ずやその力を再び行使するだろうと言う。今は有権者の間に民主党政権に対する幻滅の記憶が鮮明な上に、野党が四分五裂状態にあるため、とても政権交代が可能には感じられないかもしれないが、きちんとした受け皿さえ作れば、再び政権交代は可能になると、小沢氏は自信たっぷりに言い切るのだ。

 そして、民意を無視した集団的自衛権の行使や憲法改正などを推し進める自民党政権が相手なら、その受け皿作りは十分に可能だとも言う。

 しかし、小沢氏は自分がその旗振り役を演じることには否定的だ。自分が前面に出ると、まとまる話もまとまらなくなるかからだと、満面の笑顔を浮かべながら言うのだ。果たしてこれは小沢氏の本音なのか。

 小沢氏は日本的なコンセンサス型意思決定方式とは一線を画し、政治家自身が自分の責任においてはっきりとした意思決定をする政治手法が日本では嫌われることは十分に承知していると言う。小沢氏が再び日本の政治の檜舞台に立つ日は来るのか。ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、小沢氏と議論した。

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