公益通報者を逮捕し報道機関にまでガサ入れをする鹿児島県警をどう裁くべきか
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ジャーナリスト
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遠隔操作ウィルス事件で現在勾留中の片山祐輔氏の弁護団が9日、記者会見を開き、片山氏の派遣先の職場の同僚のパソコンからも遠隔操作ウィルスが発見されていた事実が、このたび開示された検察の調書によって明らかになったと語った。
片山氏は派遣先の会社で片山氏が使用していたPCから遠隔操作プログラムの「iesys.exe」が見つかったことから、このプログラムを使って他人のパソコンを遠隔操作した疑いがかけられていた。
しかし、片山氏の職場から押収された19台のパソコンのうち、少なくとも同僚が使用していた1台から「iesys.exe」が見つかったことが、検察の調書に書かれていたことを、主任弁護人の佐藤博史弁護士が明らかにした。そのパソコンを使用していた同僚は、事件への関与を否定しているという。
佐藤弁護士は片山氏は遠隔操作ウィルス事件の犯人ではなく、「遠隔操作された被害者」であると主張している。
佐藤弁護士はまた、一部の報道機関が、警察が押収した片山氏の携帯電話から、遠隔操作ウィルスの入ったSDカードを付けた江ノ島の猫の写真が見つかったと報じたことについて、検察からはそのような証拠は何一つ提示されていないことを指摘した上で、「皆さんは誤報をしたのか。騙されたのか。ペンを持っている皆さんが検察の暴走を止めるのか、それとも大本営発表を続けるのか」と、マスコミの姿勢を厳しく批判した。